姿を現したのは生田陽奈。

麻里奈が、警戒している人の1人。

陽奈は、口に物を含ませながら話した。

「2人で、な・に・し・て・る・の？」

麻里奈は、警戒をしながら口を開いた。

「飴でも舐めてるの？可愛い所…あるんだね！」

陽奈は、笑顔で口を開けた。

見えるのは、丸い白い飴のようだった。

美穂は、無言のまま。

麻里奈は、陽奈の笑顔が気になった。

陽奈は、口を動かし白く丸い物を回転させた。

思わず麻里奈は、ビクついた。

「ひぁっ」

目にした光景は、陽奈の口に入っていた物は、飴などではなく、殺された橘景戸の目玉だった。

「飴…食べる？」

麻里奈は、返事が出来ない。

そのまま、話し続けた。

「目玉は、苦手？どの部位が好き？」

美穂は麻里奈の手を握り、陽奈から逃げるように出て行った。

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