只今戻りました
「おお、聖女様と悪役令嬢殿か、大義であったな」
私と令嬢ちゃんは王様に謁見なのでした
「この度は魔王討伐、いかがだった?」
「はい、魔王の魔力は強大で、私ではとても、でも、お願いすると、王子の宝具、教会の宝具とかは返してもらえました」
「でかした、それだけでも、大したもんだ」
「王子様は?」
「おお、奴は先日、自分の手持ちの騎士を率いて魔王討伐に出かけたのだが、やられてのう、またパンツ一丁で村の前に放り出されておったのじゃ」
「まあそれは、ああ、でも、もう魔王にはお願いを一つ聞いて貰ったあとですから、もう、無理かと」
「そうかのう、ところで、魔王はどんなだったのじゃ?」
「あのダンジョンに住む魔王は元々は人間の冒険者で魔術師だったそうです。500年程前に、その山を支配していた魔龍を撃退して魔王になったとの事」
「ほうそれは稀有な事で、でも、龍を倒してまぜ魔王になったのじゃ?」
「さあ、そこまでは・・・・・」
「教会の書物にあったのですが、龍を倒した冒険者は英雄として讃えられたのですが、王と貴族から恐れられ、軍隊を仕向けられたので、人間の世界から森のダンジョンに逃れ、ダンジョンの支配者=魔王になったというのを読んだ事があります。」
「さすがは聖女ちゃん、よく知ってるわね」
「教会の古い書物にあったの、まあ、童話かと思っていたけど、どうやら本当にあった記録だったのね」
「王様、こういう場合は、もう、下手に刺激しない方がいいかと」
「うむ、まあ、検討しておこう、今回はご苦労であった」
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