どうして私の愛を受け止めてくれないの!

一ノ瀬 彩音

第1話 愛を受け止めて!

私は現在、大学生で某大学に通っているのですけれど、

某大学で大好きな人がいまして、その人とはお話した事が

あってしかも仲が良くて本当に恋人のような関係です。


私と大好きな人は20歳で同い年で本当にお話してても

飽きるという事はありません。


私の愛を受け止めて欲しいのに…………。


大好きな人は私の愛を受け止めてくれません。


私は今、大学内に居るのですけれど、大好きな人に

会いに行こうと思います。


私が居る講義室を出て大好きな人な人がいる講義室に

向かいます。


大好きな人が居る講義室に辿り着くと私は深呼吸してから

講義室の中に入ります。


そのまま大好きな人に近づいて声をかけるのでした。


「葵、会いに来たの」


葵は私に気が付くと席を立ってこう言ってくるのです。


「会いに来てくれてありがとうね」


「うん」


「葵は今日の講義はおしまい?」


「そうね、おしまいかな」


「そっか、私も終わったよ」


「そうなのね」


私と葵が居る講義室にはまだ他にも人がいて

私はどうしようかなって考えています。


愛を受け取って欲しいから、ここで何かをするべきなのか、

それともしない方がいいのか、どっちにしようか

迷っている私がいるのです。


しかし、そんな事を言っている場合じゃありません。


私は葵の隙を盗んで葵の唇にキスするのでした。


「ちょ、何をするのよ、鈴」


「私の愛を受け取って」


「愛は受け取りません」


「そんなぁ~」


「周りにまだ人が居るのにキスするなんていい度胸

しているじゃないの」


「えへへっ」


「えへへじゃないよ、本当に何だと思っているの」


葵は私がキスした事で機嫌が悪くなると講義室から

出て行ってしまうのでした。


私も講義室を出て葵の後を追いかけると葵は

こう言ってくるのです。


「ねぇ、鈴、どうしてそんなに私に愛を捧げようと

しているの?」


「それは…………大好きで愛しているからよ」


「鈴の愛は受け取れないの」


私は葵の事が大好きで大好きで堪らないのに

葵は私の愛を受け取ってくれないという事実。


私もだんだんとわからなくなってくると

本人に直接問いただす事にします。


「私の愛を受け取ってくれない理由を教えて」


「わかったわ」


葵は私の傍まで来るといきなり私の唇にキス

してくるのでした。


「葵…………」


「こういう事よ」


「わからない」


「私は愛をもらうより愛を捧げる方が大好きなの」


「そういう事なのね」


「これでわかった?」


「うん」


「キスしてもいい?」


「うん、お願い」


葵は私の唇にキスしているのでした。


私は本当に嬉しくて涙が出そうになりますけど、

今は我慢しています。


それにしても葵が愛を捧げる方が大好きって事に

驚きました。


私はどっちにしても愛されている事には変わりが

ないので心配していません。


私は愛を受け取る事も捧げる事もどっちでも

出来るので気にしていません。


私と葵はこれで気持ちが通じ合っていると

思うと私は嬉しくてしょうがありません。


通じ合っている愛は素敵ですよね。


それにこのままいけば葵と結婚出来る可能性も

あるのでどうしようかなって感じです。


今はこの幸せなお時間を大切にして大事にして

葵との関係をもっと親密にしたいです。


将来は葵と結婚したいという気持ちが強いです。


私は葵の愛を受け止めて幸せです。

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どうして私の愛を受け止めてくれないの! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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