曲名[静寂]

@raito0124

一曲目

 私の物語は物語った


 私は音楽が好きだ、そして詩を書くのが好きだ。

 詩には曲がつく、しかし時には静寂も必要なのだ。

 心地よい音楽ですら五月蝿いと思わせる本にハマったのはつい最近の事である。私は文を書くのが苦手なので文を読むことも苦手だったのかもしれない。

 私は自分の事しか詩にできない、頭のなかでストーリーを作ることができないのである。0からはできないが自分という1があればありもしない事を容易に創造できる。例えば自分がラジオで好きなものについて語っていたり自分がアニメなどの世界に入ってしまった姿など、独り言を唱えることも珍しくはない。このように頭の中で常に自分の日常を何かのストーリーにしているのだ。

 詩を書いていると曲にしやすいものとしにくいもの、そもそも自分では無理な物が出てくる。世界観が浮かばないのだ。私は悩んだ、そんなときに本が現れた、自分の力ではどうにもならない詩などなかった、そう、静寂という曲が必要だったのだ。

 私は静寂という音楽が作りたくなってしまったので、そのテーマを探していた、というか今も探している。

 いくつかテーマはあるがここではその中から一つ紹介したいと思う。 

 皆は日々下らないことを頭の中で浮かべてしまう事はないだろうか。

 ある日、私はコンビニにお菓子を買いに行った。沢山の商品が並ぶ中[OREO]が目に入った。私は真顔で多少後悔をした、何故こんなことを思ってしまったのか、そんな曲だ。


 俺はOREO悩んでるなら俺を選べよ


 あ、すまない、まだ曲が始まったばっかなのだが少し思うことがあり止めさせてもらった。皆に謝らなければいけない事がある、これはつまり[OREO]の気持ちなわけで、[OREO]のであるのだ、人間気づかないうちにいろんな事をしているのだな、そう、つまり、そういうことだ。

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