第2話 男の人は異世界の神様でした。
「あの~、質問していいですか?」
「いいぞ、答えられるものは何でも答えてやろう。」
男は胸をそらして言った。
「それじゃあ、あなたは誰ですか?ここは何処なんですか?そして、チート能力ってどういう意味なんですか?」
「1つずつ答えてやろう。俺は人間たちの云ういわゆる神だな。そしてここは神と神に認められた者しか入れない空間だ。ちなみに言っておくが夢や幻術の類ではないぞ。チート能力というのは、まぁ簡単に言えば、皆が鍛錬して得る力をズルして楽して得て強くなれるってとこか。」
「神様!?神様って女神フォルトゥナ様のことじゃ無かったんですか?」
「ん?あぁ、俺は別の世界から来た神だからな。この世界の神はフォルトゥナだよ。」
「別の世界ですか?世界ってそんなにたくさんあるんですか?」
「そうだとも、ガイウスお前が思っているよりたくさんの世界があるぞ。それこそ星の数ほどな。ちなみに俺が神として管理している世界の名前は『地球』という。」
なんだか壮大な話になってきたぞ。あれ?それよりも僕の名前・・・
「僕の名前がガイウスって教えました?」
「んなもん神だからわかるに決まってんだろう。ちなみにお前のステータスとかもわかるぞ。12歳にしては、なかなか悪くないな。」
「ちょ、ちょっと待ってください。名前の件は何となく納得できましたけど、ステータスって何ですか?」
チート能力に続いて聞いたことのない単語が出てきたぞ。
「ステータスってのは、人間個人の能力や状態とかを表したものだな。ちなみにガイウスのステータスはこんな感じだな。」
名前:ガイウス
性別:男
年齢:12
体力:30
筋力:28
知力:26
敏捷:28
etc
・
・
・
能力
・識字 ・剣術Lv.1 ・弓術Lv.1 ・防御術Lv.1 ・回避術Lv.1
「へ~。そのステータスって僕にも見れるんですか?」
「おう。特別に自分と他人のステータスを見れるように能力に『鑑定(ステータス含む)』を追加してやろう。ちなみにこの世界の人間は、鑑定の能力を持っていてもステータスを見ることができないから人前でステータスを確認したいときは、ステータスと念じるだけで見れるようにしといてやろう。」
「ありがとうございます。」
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