三話

ヘラ。

怒らないようにねえ。












あのさ。

私の体、半分色が違うでしょう?


それは半分死んでるの。


今のこの理では、私達も軽く死を感じられる。


グシオン。

私が高貴な存在に戻る前に、一度手を引いてくれないかなあ?












だから、ナメるなと言っている。

小娘が。











パパあ?

駄目だよね、この馬鹿。


滅ぼしてしまいそうなの。


ああああぁぁ…




七十二柱、グシオンよ。

私はニブルヘイムで死者を司る神。


お前は黙って帰ればよかった。


ただの悪魔が私に喧嘩を売るとは。



なぜ…

魔王が簡単に私達に手を出せないのか…

分からぬだろうな。



なのになぜ…

魔王がわざわざお前のような小物を行かせたのかも分からぬであろう。




たかがその程度の軍勢で…

死者の軍団に勝てると思っておるのか。



私は、今機嫌がいい。



最後の忠告だ。



立ち去れ。







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