悪神
一話
はあ。
面白くないねえ。
父上。
仕方ありません。
そうだよ?パパ。
魔王が本気でさ、神に喧嘩売っちゃったんだもの。
パパの好きな人間達も、もう半分以下に減っちゃったし。
ね?ヨルム?
・・・・・・
神や悪魔と遊ぶのも楽しかったけどねえ。
やっぱり人間か一番おもしろかったよねえ。
たくさんいるのに、一人一人性格が全然違うんだからねえ。
造った神も凄いよねえ。
また遊びたいよねえ。
父上。
私は、ある者に会いたいのです。
世界の不文律が壊された今、私の願いを叶えるチャンスなのです。
で、何処の誰に会いたいのかねえ。
フェンリルよ。
東の国の大怪物。
八岐大蛇。
ヨルムと同じ種族ですが、その実力はヨルムよりも格段に上だと聞き及んでおります。
それは中々の猛者だねえ。
更に、その大蛇を軽くあしらった神もいるとか。
父上も興味が沸いてきたのでは?
ハハハ!
上手いねえ。フェンリル。
これは面白くなりそうだねえ。
ハハハ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます