第10話 お祭りの日



 クラスの皆は楽しそうに準備をしている。

 あちこちいったりきたり、せわしなく動きながら、敷物をならべたり、ご飯を準備したり、神社のまわりをかざりつけたり。


 貴重な休みの時間を使う事一時間。


 お祭りの舞台が整った。


 クラスメイトの誰かがもってきたラジカセでBGMをかけたら、お祭りスタートだ。


 出し物したり、漫才をやったり、芸をしたり。

 予想以上の盛り上がりをみせる。


 当番の先生が途中で参加したりもしたし、近所の人たちが顔をのぞかせたりもしたくらい。


 わいのわいの騒ぎながら、用意した手作りご飯をたべて、巫女の跡継ぎが舞う。


 例のさびしがりでにぎやかな好きな、かまってちゃんな神様に奉納する、神聖な舞を。


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