第21話 戦い

ゴブリンナイトが整列したまま、迫ってくる。


「先制攻撃だ!くらえ。」


魔力の塊をゴブリンナイトに投げつける。


塊はゴブリンナイトの足元に着弾、爆発。


衝撃波がゴブリンナイトに襲い、たたらを踏む。


「ピィー!」

「てやー!」


その隙を狙って、ファミルとシロガネがゴブリンナイトに攻撃をする。


ドガッ

ゴンッ


シロガネの体当たりを食らったゴブリンナイトは、遠くの壁までぶっ飛び、ファミルの攻撃を脳天に食らったゴブリンナイトはめまいを起こしている。


「ナイス!私がめまいを起こしたゴブリンナイトを倒すから元気なゴブリンナイトはシロガネちゃんとファミルお願い。」


「はい!」

「ピィ!」


ナミが指示を出しながら頭を振っているゴブリンナイトに駆け寄りすれ違い様に切りつける。


「ゴブゥー!」


手足を切りつけられたゴブリンナイトは叫びながらゴロゴロと転がっている。


こいつはもう戦えないだろう。


俺はシロガネがぶっ飛ばしたゴブリンナイトに多数の魔力弾を放ち、追撃する。


ダダダ…


『不動』による魔力回復によって絶え間ない魔法で押し切る。


ゴブリンナイトは食らいながらも、盾で身を守ろうとするが、圧倒的な魔力の前に


盾が吹き飛ばされ、ゴブリンナイトはひれ伏した。


残りはシロガネとファミルが戦っているゴブリンナイト2体のみだ。


シロガネとファミルのコンビネーションにゴブリンナイト2体は防戦一方となっている。


あ、シロガネの体当たりによって1体が吹っ飛ばされた。


2対1の状況になった途端、ゴブリンナイトの命運は尽きた。


吹き飛ばされたゴブリンナイトも瀕死のようだ。


とどめを刺しておくか。


転がっているゴブリンナイトと瀕死のゴブリンナイトに魔法を放ち、


息の根を止めた。


戦いが終わった合図として、宝箱が出てきた。


完勝だったな。俺たちは軽く休憩を取りながら、今後について話し合いを行った。

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