冷たい部屋で一人
あなたが今ここに居てくれたとしても
この部屋はきっと暖かくはならない
外は吹雪
見たこともない世界
あなたの帰りを待っている
テレビはつけたまま
洗濯物を取り込んで
昼食の食器を洗う
あなたが今ここで抱きしめてくれたとしても
この胸の中はたぶん満たされない
廊下は寒い
いつもの冬じゃないみたい
あなたの帰りをまっている
こたつはつけたまま
緑茶はまだのこっている
fmもamも入らない
この雪が解けたら
少しは楽になるはずだ
それは分かっているけれど
この暖かくて優しい情熱を
いつまで絶やさずにいられるだろうか
何だか怖くなってきた
冷たい部屋で一人
いつまでも考えている
あなたの帰りを待ちながら
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます