<前回の翌日の日記>

今週また、ある考えが浮かんだ。


彼は、メールの人なんだ。

メールをするのが好きなんだ。

メールというものがこの世に登場して、

それが、彼の性に合ってたんだ。

そして、彼は、異性として好きじゃない相手とも、

楽しくメールするっていう行為をしてるだけなんだ。

ただ単純に、楽しいっていう理由から。

そこには、何の「意図」もないんだ。


もしかすると、生身の人と生身のつきあいっていうのが、

面倒くさいのかもしれない。

若い時はそうじゃなかったかもしれないけど(美人の彼女と長くつき合っていたらしい)、

年とともに、そうなったのかもしれない。

そこへもってきて、メールは、そんな彼を外の世界の人と

内面的にも結びつけてくれる道具になったのかもしれない。


特にあたしは、必ず返事するし、

あたしが彼のメールを楽しんでるのが、彼にもわかってると思う。

だから、彼もメールをやめないんだ。


彼を卒業しなくちゃと思いながら、

好き嫌いを別にしても、能力ある人を応援したいっていう気持ちもあって、

メールでも、いつもあたしは彼を励まし、褒めている。


そうか、そういうことだったんだ。

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