33
僕の腕の中の彼女は、幸せの
ふと深海の夜空を見上げつぶやいた。
『あれ!』
そうして起き上がり、
キョロキョロと
その
思わず僕は彼女を引き
そんな僕を彼女は押し
『ピーピーとキーキーがいない!?』
僕は
そこにはピーピーとキーキーの姿がなかった。
彼女は
全方位に広がった明かりが、
深海の闇を
そこに二匹の兄弟の姿は無く、
ただ
彼女はこれ以上ないほど取り
僕にしがみついた。
『どうしよう?どうしよう?どうしよう?』
それは津波が来た時でも、
明らかに彼女の
「サメにでも襲われたんじゃ」
僕がそう
『それはない』
「どうして?」
『
大型のサメでも殺す事無く撃退出来るの。
殺すよりずっと
それは
お互いに会話しながら
だからサメは
ピーピー達はまだ子供で二人しかいないけど、
それでも普通のサメには負けないわ。
それは彼らが二人で一人だから。
だからどちらかが
それは軍用イルカでも、
でも二人にはそれが出来る。
二人は愛で
どんな事があっても
わかっているから 』
それは人間が
そんなサメより強い彼らが、
人間を襲った事例はほとんど聞かない。
逆にサメに襲われてる所を助けられたり、
昔から世界中で残っている。
それでも全ての個体が、
人間に友好的なわけではない。
イルカ
人間を憎んでいるだろう。
人間を見かければ逃げるか、
襲って来るかも知れない。
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