8
『そう私はあなたのママじゃない。
宇宙人でもない。
ただの無力な子供よ 』
それはあなたと同じねと言ってるようで、
僕は
いたっい彼女は何者でどこから来たのか?
彼女の瞳は何も
でもその言葉の中には、
真実が隠されているような感じがした。
彼女は
まるで
『一緒に・・・ 』
彼女は
それ以上は何も言わなかった。
ふと見上げると
そんな二人を見下ろしていた。
いつの間にか二人を乗せたポッドは海水に
その中で浮かんでいた。
その周りを何かが横切るのが見えた。
青き
その遊泳の跡を残していく。
背びれが二つ、無人島に取り残された小人の周りを
「サメ!?」
僕は足をつけたままの無防備な幼女を見て、
そこから遠ざかった。
『
腕の中の少女は静かにそうつぶやく。
違うって?
『違う』
そうつぶやき少女は、
おもむろに笛の様な物を取り出すと、
それをくわえ吹く素振りをした。
だがそこからは何の音も聞こえてこない。
聞こえなかったが異変はすぐに起こった。
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