第4話 カサと泣く声
家に帰ってきて、私は家の前の傘立てにカサをさす。
カサに「ありがとう、お疲れさま」と言う。
カサは得意げな声で「今日の雨のやつは弱かったな。楽勝だったぜ」と答える
夜がふけてくると、台風みたいに風が強くなってきた。
すると、どこからかシクシクとすすり泣く声が聞こえてくる。
新手の幽霊かとも思ったが、どうやら玄関の前のカサが泣いている声らしい。
私は玄関を出て、カサを家の中に入れる。
カサについた、水気と泥をぬぐいとる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます