第四章 潔癖症
(ショートホラー)
私は潔癖症。昨日、母親と話してたら、母の口から飛んだ唾が私の手についた。汚ない!汚ない!ああ、汚ない!!何度も何度も洗うけど、唾が飛んだ瞬間、唾がついた瞬間が忘れられない。これじゃ、ダメ!綺麗にならない。金たわしで洗えば綺麗になるよね!なるよね!綺麗に!
わぁ、とても綺麗。白く輝いている。
骨になった手を見つめる彼女は、とても幸せそうだった。
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