1000年ウオリアーズ

@syocotan

プロローグ

 約5000万年前に封印したいにしえの魔物が復活して彼らの遠い祖先である10人の戦士が立ち向かいました。ですが、極僅かな生き残りだけで勝てるほど甘くありませんでした。

『皆、すまない術者の私を含め5人だけだが過去へ翔び悲惨な未来を変革出来ればと考えている』   『名案だな、こいつを倒すには大勢の手がいる』 各々一人ずつ翔ぶ者だと言わんばかりに古の魔物から突き飛ばした。老戦士二人と3人の青年は敵と交戦しながら望みを彼らに託します。

『約1000前の過去に跳ぶと良い!世界征服の始まりさえ止められる事が出来れば戦士は増えるからのう』

 『獣人族じゅうじんぞくは奴らの最初ターゲット!国を滅ぼされた記憶が確かなら95代目の時じゃよ』

『ドクター、生産者、科学者、機械工の4人を連れて過去に翔んでくれ!』 

『各々分野を活かして新たな未来を切り開いて帝王に支配されてない未来を頼む』

 『任せろ!』と5人が言い放った瞬間、まばゆい光の柱が立ち過去へ旅立った

 

 ある夜の大雨の日、ドゴーンと凄まじい音が鳴り響きました。どでかい雷が落ちたんだと巡回当番の兵は慌てて王宮裏の森の中を確認しに行きました。幸いにも森に火は広がっておらず、ボロボロの服を着た男が一人、傷だらけで倒れていました。慌てて男を抱え医者の元に走り出しました。

 王宮の中に戻り宮廷医師の部屋をノックしました。コンコン 『寝てるとこすまない、急患だ』

うさ耳で白髪の男が扉を開け中に招き入れてくれた。

『体が冷えきってるようだ君は暖炉を焚いてくれ』

医者が言うには、15歳くらいの茶髪の青年で体に特徴と言えるものがなく種族不明とのこと。血は少し流し過ぎて衰弱してはいるが数日後には回復し目覚めるだろうとのことだった。

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