第56話 哲学の話 十二

 「あ、あの…平沢さん。これからも、連絡差し上げてもよろしいでしょうか?」

 その後平沢さんは少しの間を置き、

「ええ、もちろん大丈夫です。」

と答えてくれた。

 「…ありがとうございます!」

僕は瞬間的にそう言い、その日平沢さんは帰っていった。

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