腐る果実
もがれて
放置されていた
果実が
やがて腐る
「ああそうですか」
きみは適当に頷いて
画面の中の映像に意識を集中させた
そこでは殺人が起こっていた
人が人を殺す
それはとても自然なことのようだった
やめろって言っても地球上では必ず起こる
殺人をしなくてはならない状態へと自らを持って行くのだ
すやすやと
眠りに就く兵隊さん
明日また誰かを殺すために
今はぐっすりと眠れ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます