さよならは言わない


時計の針なんて

気にならないほど

夢中になれること

そんなことも

いつかあったね

今はもう無いけど

ただそこにいるだけの

まるで人形みたいな日々だけど

魂が無ければもっといいんだけど

それがあって

わたしを苦しめる

いつかあった大切な何か

その思い出だけを持参して

このままさよならしてしまおうか

薄らいでしまうその前に


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