凶器、持参


おれは

刃物を隠しながら

笑う

その刃物が

どれくらい切れるか

おれが一番わかっている

それを握り締めている手首は関係無い

そんなことに興味は無い

ただおれは

お前を殺せる刃物を持っている

手ぶらのおれはおれではないという認識の下に


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