全滅へ


何もかもにうんざりだ

得体の知れない巨大な力で

全て破壊されればいいのに

わたしはそう思った

ひどく残酷な宇宙人が到来して

差し出した地球人の腕ごと喰いちぎるとか

みんな殺されてしまえばいい

隣りの奴の利き腕がもがれるのを

わたしは笑いながら見つめるだろう

そして直後わたしも頭からざくっといかれるのだ

頭が離れる

昔、遊んだ人形のように


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