第6話--破戒僧<はかいそう>

―ーオラァ、さっさと起き上がれコラァ


ひでぇ、一瞬思い出したくない過去を思い出すくらい、師匠はすごいひとだった

「鬼」の部分で


その師匠は、ってか師匠いた

「、、、し、、、師匠」

慌てて隠れるなぜなら

「ばーはっはっは、あーはっはっは、なんだ、その恰好似合わねぇ」

(、、、だと思ったんだよなー)

腹を抱えて、大笑いする「そういう師匠だって、「アロハじゃん」


「ばっか、おまえーー別にいいだろ」


見た目はどう見ても、(アロハ抜いても)ファンキーなおばあちゃんだ

丸々太った樽のような体型、ごつい顔つき

老人特有のしわこそあるけども、それが「凄み」を与えてくる


ーー江戸時代中期の出身にして、「今の今まで、おいしかったのは人肉」という人間だ

「いいか、本で読んだんだけどよ、屍肉しにくを喰う部族もあるんだぜ

いいか、人の肉つてなぁ、筋張ってて喰えたもんじゃねーが、それでもよ

腹減ってぶっ倒れそうで、死にそうだとよそれでも、おいしく感じるだぜ

ーー食べるんなら世、蒸し焼きよか、茹でて」

「辞めて、師匠椎葉ちゃん引いてるから」


椎葉ちゃんドン引きしてるーーさすがに、大飢饉を経験した人物の人肉話

はどっしりとくる分、、、食欲がなくなる


引いてるのは、渡辺、村風も一緒だが、村風はリアルに想像し、吐き気を催してるに対し

渡辺は、耐性ある分平気


ーーー「組織」内で、黒い霧や、それが物質化した怪物とやりあい、戦果を一番得てる

「十槍」第一槍、、、弥三郎やさぶろうまたの名を「狼王ろうおう


「--あの管理人ってなぁ、いけすかねえ、俺の大事な子分どもを何人うしなゃ

いいってんだ、バカヤローめ

だが、気をつけろよーー影(霧のこと)が実体化した怪物どもはよぉ

もと、人間も含まれるからよーー恨みに落ちた人間、ああ、やだやだ

おい、おめぇら引き上げんぞ」


ーー平行世界に飛ぶ、、、黒い霧が出る

場所は、荒れ果てた大地、かなりの量の黒い霧だ

「オラァ、どーした、どうしたぁあん?へーそれで、俺を倒そうってのかい

百年はえーぜ、バカ野郎」



身長を優に、20メートルを超える「化け狼」が十体、召喚されて出てくる


いけ」


ーー捕食、それも凄絶な強者が、弱者を一方的にむさぼり喰らう風景「が生まれる


噛み殺し、ひきちぎりーー足の「武器」で切り裂いてーー本物の化け物たちは、

一撃だ


「ふん」

ーーーどどおおおん、おばあちゃんの一発は空気を割り、敵を消す


「、、、すごい」


実は、椎葉にはある夢があった、じぶんが入った組織で一番になること

ーーこれじゃ、いくつになってもーーー





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