婚約破棄する前にもう一度考え直しませんか

一ノ瀬 彩音

第1話 考え直して下さい!

私事、福原恵美フクハラエミ

年齢26歳で職業OLです。


私には前々から婚約している人がいまして、

その人とは上手くもいってて何も心配

しておりません。


婚約している人のお名前は

九条竜牙クジョウリュウガ

年齢26歳で職業サラリーマンです。


私と竜牙の出会いは婚活パーティーで

知り合うと、お互いにお話が意気投合

してしまって恋人としてお付き合い

しませんかって告白されるのです。


私はもちろんお願いしますと言って

私と竜牙は恋人同士になるのです。


恋人同士になってからは定期的に

お会いしてデートしているのですが、

デートしている時、私の事を竜牙は

エスコートしてくれていつも素敵な

場所に案内されるのです。


私は竜牙にどうして素敵な場所を

知っているのですか?って聞くと、

竜牙はネット調べているからだよと

言われて私は嬉しくなります。


ここまで私に尽くしてくれる人だなんて

思ってもなかったし、それにデート

してても竜牙はいつも笑顔でいるのです。


竜牙の笑顔を見ていると私も幸せな

気分となって本当に嬉しくなります。


恋人として何回かデートした後に

竜牙から俺と婚約して欲しいと

言われます。


私は竜牙の事が大好きでしかも愛しているので

断る必要性がありません。


私は竜牙からの婚約を受け入れると竜牙は

本当に喜んでて幸せそうです。


それからというもの、ますます私と竜牙は

幸せそうなデートを繰り返して本当に

幸せな一時を満喫しているのです。


やっぱり恋人と言えば、キスもするし、

手も繋いで一緒に歩くし、食事をする際に

お互いに違う物を頼んでシェアしているのです。


それくらいお互いに大好きで愛しているのです。


しかし、それから月日が流れると竜牙から

ご連絡があって今、会えないかって言われると

私は会う約束をします。


数時間後、私と竜牙は公園に居るのですが、

竜牙はどんなお話をするのでしょうか。


私には見当もつかないのでよくわかりません。


私は竜牙に直接聞く事に致します。


「竜牙、どうしたの? 急に」


「恵美にさ、お話があるんだよ」


「お話って何なの?」


「婚約していると思うけどさ、婚約破棄してもいいかな?」


「婚約破棄って婚約を取り消すの?」


「そういう事になるな」


「今まで私と竜牙は仲良くて愛していたのに

どうしてそうなったの?」


「俺には自信がない」


「自信がないってどういう事なの」


「この先さ、恵美と婚約も果たして一緒に

なった時、夫婦としてやっていく自信がない」


「自信がないって……私もないよ……」


「そうなのか」


「うん」


「やっぱり婚約破棄したい」


「そんな事は言わないでよ、私も未来は不安だけど、

竜牙と一緒なら乗り越えれると信じているの」


「それでもさ、俺には無理だ、婚約破棄させてくれ」


「やだっ、やだっ、やだっ」


「そんな風に言わないでくれ」


「やだもんっ」


私はその場で泣き出すと竜牙は困った顔をしているのですが、

それでも竜牙はこう言ってくるのです。


「ごめんな、婚約破棄したいんだよ」


「どうしてなのよ、大好きな人を泣かせて何も思わないの?」


「それを言われると困るな」


「婚約破棄する前にもう一度考え直してよ!」


私の言葉で竜牙は頭を抱えて考え込んでいるようですが、

一体どうなるのか心配でなりません。


この先はどうなるのかも知りませんし、

竜牙の考え次第では本当に婚約破棄されるかもしれません。


それでも私は竜牙とは別れたくないので婚約破棄を

阻止するつもりです。


私が頑張って竜牙を説得すれば何とかなるかもしれないので

頑張るのです。


私の幸せもかかっているのでどうにかしたいという気持ちは

本当に強いです。

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