もしも
Kabocha
プロローグ
もしも
あなたはこの言葉を信じますか。
私は信じません。
「ねぇ、もしも私が、s…」
「そんなこと言わないで!!余命宣告されても生き延びた人も沢山いるでしょ!」
「
そう泣きながら謝る友人を見て、私はどうすることもできなかった。
「早苗……ちょっと、話したいことがあるの…。」
「何…??」
「実は私…胃癌で…余命半年なの……。」
言葉がなかった。高校2年生で彩芽の人生は終わってしまうのか。でも、それと同時に、絶対に希望を持とうと思った。
彩芽…絶対治るよ
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