第17話 篠突く雨
息をする間もないくらい
取りつく島もないくらい
ウォー
これは何だ
太く真っ直ぐの槍だ
巨大ハリネズミの棘だ
地面に刺すように降ってくる
ウォー
心拍数の上昇
ウォー
もっと上がれ
ウォー
もっと降れ
ウォー
槍よ
胸に突き刺さったままでいなさいよ
もっと降ってきなさいよ
取りつく島もないくらい
厭なことの心臓を刺せ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます