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  • 5. 帰郷への応援コメント

    一万字の中に、世界観がぎゅっと詰まった素敵なファンタジーでした。
    古龍が本当にいるかのように感じられる描写が、とても良いですね!

    終わり方がとても好きです。再びはじまった奇妙な共同生活、今度は前よりも長く続くはずですね……!
    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    一万字でファンタジーが書けるとは思っていなかったのですが、カクヨムコン短編部門で多くの作品を読んで学ばせていただいたおかげで、本作を書くことができました…!

    故郷への執着も消えて、一人と一匹は末永く一緒に暮らすことになると思います。喧嘩も時々するかもしれませんが…。

    コメントにお星さま、ありがとうございました!

  • 5. 帰郷への応援コメント

    こんにちは。いいの すけこです。

    なんとハイレベルなファンタジー!カクヨムコン開催中に読まなかったことが悔やまれます……!
    ふづき様、竜を飼育していらっしゃるのでは……?と思ったら、爬虫類がお好きなのですね。ファンタジーの世界で追及されるリアリティって、ときめきを膨らませるから大好きです。
    滅びた故郷に帰るなんて切ない……と思いましたが、そもそも古竜の物語なのですね、これは。帰郷も人間ではなく、古竜としての帰郷。深いです。
    とっても素敵なお話でした!

    作者からの返信

    いいの すけこ様、お久しぶりです!

    ハイレベルと言っていただけた!嬉しいです。カクヨムコンの期日とか気にしないでください。読みたい時に読みたいものを読むのが一番です!

    さすがに竜を飼育したことはありませんが、かなり色々な動物を飼育してきました。ドラゴンの動作などはおおよそイグアナの仲間を参考にしていますが、少しだけ猫や鹿(飼ったことはないけど)が混じっています。リアルな動物っぽさが出ていたなら幸いです。

    ヴィッチセップは古龍として生まれて古龍として育った、普通の古龍です。人間の記憶があるばかりに自分の存在を誤って捉えてしまった彼が、収まるべきところに収まる。そんな物語でした。

    読んで下さってありがとうございました。

  • 5. 帰郷への応援コメント

    ふづきさま

    ギリギリになったけど読みました!
    分厚い世界観と描写です。相変わらず素晴らしいです。
    このスケール1万字で収まるのか?と思ったら他の長編と世界観を共有しているんですね。残念ながらコンテスト期間中に読みきれなさそうです。
    ヴィッチセップと竜の女王のストーリーもっと知りたくなります。

    作者からの返信

    読んで下さってありがとうございます!

    私が十年来作っている世界の端っこを切り取った短編でした。「セプテムベールファンタジー」という変なタグが付いたものがシリーズ作品ですので、もしもご興味がございましたらいつでも覗いてみてください(*´ω`)

    ヴィッチセップと竜の女王は……そのうち登場するかもしれません(しないかもしれません)。

  • 5. 帰郷への応援コメント

    こんにちは。


    ファンタジーや転生ものを普段全く読まないわたしですが、惹きつけられました。
    ロマンティックに振らない独特なリアリティゆえかなあと感じます。
    揺らがない視線で記述される確かな世界でした。
    これからの物語を期待してお待ちいたします。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    ご無沙汰しております!
    生物の描写できらりを風靡した瀬夏さまに読んでいただけるとは……!
    レビューまでして下さって、ありがとうございました。目から古龍サイズの鱗……!光栄です!

    ハイファンタジーというのは全く自由な創作物のようですが、自分で創った世界に縛られねばなりません。そして創り出した世界は、偽物であるからこそ現実を凌ぐリアリティを持つべきだと思うのです。

    などと大言壮語を吐くほど洗練された作品ばかりを書いている私ではないのですが……(・_・;
    瀬夏さまがファンタジーに目を向けるきっかけになれたなら、とても嬉しいです!

  • 5. 帰郷への応援コメント

    龍が出てくる物語は数あれど、龍が主人公の、しかも元人間の龍の話はなかなか見ないのですぐに引き込まれました。
    人間の頃の記憶があるからこその苛立ちや寂寥感がリアルで、それでも龍であることを受け入れたラストの展開は静かに納得できました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    龍の形をした人間ではなく、龍の形をした龍を描くのが本作の目標でした。感性も倫理観も人間とは全く異なるくせに、人間の記憶と思考を持ったために自分は人間のつもりでいる、そんな一匹の龍の物語でした。
    人間として帰りたかった場所が失われ、ドラゴンとしての生まれ故郷に逃げ帰る。なかなか悲しい話ですが、受け入れていただけて良かったです。

    素敵なコメントとお星さまを下さり、ありがとうございました。

  • 5. 帰郷への応援コメント

    はじめまして。拝読いたしました。

    人が獣になる話は古今東西数多くありますが、それを論理的な、この世界における「自然現象」として描かれているのが印象的でした。
    そうして形づくられた、どこか淡々とした現実のうえで、人でなくなってしまった人の悲しみと、その先での新たな出会い、今の彼にとっての本当の「帰郷」が語られる、美しい物語だと感じました。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    初めまして。

    コメントいただいて気が付いたのですが、人が獣となる物語は基本的にそれを異常事態として描くものですね。「山月記」に「変身」、各地の神話であったり、伝説上の化け物(狼男とかですね)……。理由が解らなかったり神様が関わっていたりと、理不尽で異常な事態であるという描き方が多いです。最近流行している動物や魔物に転生する物語も神様が仲介する場合が多い気がします(あまり読みませんが……)
    対して本作では「極めて稀なことだが理屈の上では起こり得ること」として獣への転生を扱い、主人公は「珍しいだけで特別じゃない」とバッサリ切り捨てられ、「普通の古龍なんだから普通の古龍として生きなさい」と諭される。例えるのはおこがましいですが、手塚治虫の「火の鳥」に似たような展開があったような…なかったような…。

    結局のところ、主人公は人ではなくて古龍であり、古龍として生まれた場所が彼の帰る場所でした。最終話「帰郷」の意味を読み取っていただけてとても嬉しいです。

    コメント、そしてお星さまをありがとうございました。

  • 5. 帰郷への応援コメント

    素敵なお話でした……!

    龍になってしまったヴィッチセップの心情の描き方がうますぎました。
    雰囲気がとても好きです。ふづきさんの世界を摂取してる感じがする……。

    彼女と出会い、奇妙な共同生活が始まり、喧嘩し、そして別れる。
    その物語の進め方が、好きです。

    そして、「彼女との奇妙な共同生活が始まった。」で締める。
    最高です。
    結局、戻ってきてしまうという本能的なものや愛情的なものを感じました。
    余韻にまだ浸っています。

    素敵な物語をありがとうございます!

    作者からの返信

    うわあ、読んで下さったのですね。ありがとうございます。う、嬉しいです…!

    ヴィッチセップは自分を人間だと思っていますが、実際のヴィッチセップはただの古龍で、肝心な人間の意識もかなり曖昧です。竜の女王は「動物の」扱いに長けた人なのでヴィッチセップと付き合っていられますが、彼を人間扱いする人だったら多分数日で死にます……汗

    彼と彼女の別れのシーンを喧嘩だと読み取っていただけて良かったです。「ここにいろよ(意訳)」と言ってるのに(おそらく百年近い単位で)出ていこうとする彼に腹を立てて「じゃあ出て行け!(超意訳)」と放り出す彼女。普通のカップルの喧嘩ですね。

    帰巣本能なのか愛情なのか、その両方なのか、古巣に戻ったヴィッチセップと竜の女王の奇妙な共同生活については読者さまのご想像にお任せです。

    この物語にお付き合い下さり、ありがとうございました。

  • 1.孵化への応援コメント

    古龍! 
    爬虫類ですね。ふづき様の本領発揮。
    楽しんで読ませていただきます。

    作者からの返信

    はい。作者は元爬虫類マニアです。古龍の生態は数種類のトカゲを参考にしております。ちなみに最も強くイメージしたのはグリーンイグアナです。生まれたての古龍をつまみ食いしていた地竜はコモドオオトカゲみたいな何かですかね……。

    ちなみにヴィッチセップはフトアゴヒゲトカゲの種小名vitticepsを参考に名付けました…。フトアゴヒゲトカゲの愛らしい感じをイメージしていただければ幸いです(笑)

    鱗だらけのドラゴンワールド、ぜひご堪能下さい。

    編集済