第一章  2話目

次の日学校へ行くと…

「おはよう!」と私が友達に声をかけると

「…」



シカト。

これで分かった。

あのいじめられてた女の子は

輪の中に入っていた。

あたしがいた場所…

外からこうやって見えるんだ…って。


その日1日凄く凄く長く感じた。

授業中教科書を開けてみた。

「えっ…」

そこにはゴミが入っていた。

泣きそうになった。

だけどいじめっ子がこっちを見ていた。

負けない。

我慢して1日が終わった。

それからということ。

その日はシカトされた日。

また別の日は上履きに画秒。

どんどん毎日が。1日が長く感じていった。

辛い。

そのうち高学年になっていた。


5年生になったら変わるかなって思っていた。

ある日…

いじめっ子が話をかけて来た。

それは、私の代わりが見つかったみたいだった。

標的がどんどん変わっていった。

そして、

とうとういじめっ子が先生をいじめ始めた。

授業ボイコット。

漫画、携帯の持ち込み。

先生の給食にチョークの粉を入れる。

髪がもじゃもじゃの子の髪の毛をむしり取り先生の給食に入れる。


本当に見たくもない映像ばっかりだった。




そして、

いじめられてたことも少し忘れかけてた時中学生になっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る