〇新たなるステージ その2

 1


 始業式が終わってから早くも数日が過ぎた。土日を挟み、やって来る月曜日。

 平穏な学校生活。繰り返されていく日常。

 新学年の幕開けで大きく変わったのは黒板がデジタルになったこと、そして教科書が全てタブレットに置き換わったことだ。先週、新しく配られたタブレット端末に目を落とす。

 電子書籍の普及が目覚ましいように、授業で使う教科書もタブレットに置き換わった。

 タブレットは生徒に1台ずつ与えられており、教室後方には高速充電可能な機器も新たに備え付けられた。万が一授業中にバッテリー切れにならないよう、常にモバイルバッテリーも用意されている。なお、タブレットを持ち帰ることは原則として禁止されているが、中の必要なデータをネットワーク経由で持ち帰ることは認められている。

 煩わしかった大量の教科書は、全てこの12インチ型のタブレットにデータとして納められている。図形や写真なども自在に操作、活用できるだけでなく、英語の授業などでは外国の人間と円滑なやり取りを行えたりとグローバル化にも対応してきた。

 政府が監督するこの学校を思えば導入が遅かったくらいだ。

 ただ必ずしもその進歩が正しいかどうかは、今時点では不透明なままだ。

 子供たちが将来、社会に通用したかどうかで大きく評価は分かれることになるだろう。

 肝心な2年生で習う学習範囲は、1年生の時よりも当然難易度が上がっている。他の高校のレベルがどれほどのものかは分からないが、少なくともこの学校は中間よりは上に位置していると思われる。須藤すどういけたちが、どこまで自力で勉強に食らいついていけるか。やはり誰一人退学者を出さないためには、これまで以上の支えが必要不可欠だ。

 ともかく、大きく変わったのはそれら勉強関連のデジタル化くらいなものだが、それ以外にも強いて挙げるなら、プライベートポイントを使って好きな席を確保できる席替えがあったことだろう。オレは窓際から逆に廊下側の一番後ろへと移動してきた。廊下に近い席は人の出入りが多いため一般的に不人気らしいが、それほど気になることはなかった。

 また学校生活では新入生とすれ違うことも増えてきたが、部活動をしていないオレに特に変化は当然なく、まだ誰とも話をしていない。1年前もまともに上級生と話したのは、過去問を利用できる特別試験の時が初めてだし、不思議なことではないだろう。

 ともかく、新学年が始まって数日は大人しいものだった。

「全員揃っているな?」

 チャイムが鳴るとほぼ同時に、教室に姿を見せる担任の茶柱ちやばしら

 朝のホームルームが始まって教壇に立つ茶柱の顔つきは真剣そのものだった。

 そして、この後の1、2時間目には授業がないことから、何かあることは予想できる。

 どうやら僅かばかりの平穏な日常は、終わりを告げることになりそうだ。

「先生、特別試験ですか?」

 担任が発言する前に、池が聞く。

 ふざけた様子はなく、あくまでもはやる気持ちが言葉に出てしまったのだろう。

 それが茶柱にも分かったからこそ、特に問題視する様子はなかった。

 以前は特別試験が来るたびに、生徒の多くは不安を感じるだけだったはずだ。

 しかし、今は上を目指していく上で避けては通れない道。

 向き合う姿勢が出来つつある。

「気になるところだろうが、話を進めていく前にやってもらうことがある。これは今後の学校生活を送る上でとても重要なことだ」

 茶柱は自らの携帯を取り出すと、手に持ったままオレたちに見せつつ言葉を続ける。

「全員、携帯を取り出し机の上に置くように。もし忘れた生徒がいれば、すぐに取りに帰ってもらうことになるが……流石に忘れた生徒はいないようだな」

 携帯電話は、今や生活の必需品。何よりも身に着けているものと言えるだろう。

 程なくして机の上に置かれた39の携帯を確認し、茶柱が話を始める。

「ではまず、各々学校のHPにアクセスし、新しいアプリケーションをインストールしてもらう。ちょうどこの時間からダウンロード可能になっているはずだ。アプリの正式名称はover all abilityだが、インストール後は『OAA』とだけ表示される」

 黒板の画面が切り替わり、実演を兼ねた実写映像と、文字による説明が始まる。

 デジタル化したことによって得られる、便利な部分と言えるだろう。

 茶柱と黒板から行われる説明に従い携帯にアプリをインストールすると、学校のイラストと思われるアイコンがOAAの名前と共に作成される。

「全員ここまで作業が済んだら携帯から手を放すように。分からない者がいれば挙手を」

 流石にシンプルな作業。やり慣れたことに苦戦する生徒はおらずスムーズに進む。

「おまえたちDクラスだけでなく、今現在、全学年が一斉にインストール作業を行っている。このアプリは今後、高度育成高等学校の生徒に様々な恩恵をもたらしてくれる優れたものだ。百聞は一見に如かず、立ち上げてもらうことにしよう」

 アイコンをタップし、起動させる。すると自動的に携帯のカメラが立ち上がった。

「学生証をカメラで読み取ることで、自動的に初期セットアップは完了する」

 指示に従い、カメラで学生証を写すと顔写真や学籍番号などが読み取られログインが進む。

「これで、各生徒1つずつアカウントを作成したことになる。以後ログインする必要性はなく、携帯に紐づけされた形になるため一層携帯の取り扱いには注意するように」

 ログインが完了すると、タップできそうな項目が幾つか現れた。

「このアプリには全学年の個人データが入っている。例えば2年Dクラスの項目を押せば、おまえたちの名前が五十音順に表示されるようになっている。試してみろ」

 合計39名の顔写真と氏名が、確かにあいうえお順に表示される。

「誰を見ても構わないが、まずは自分の名前をタップしてみるのがいいだろう」

 言われるがまま自分の名前をタップする。

 生年月日などが出てくるのかと思ったが、そうではないようだ。

 見たことのない項目と数値が表示される。


 2-D 綾小路 清隆(あやのこうじ きよたか)


 1年次成績

 学力C(51)

 身体能力C+(60)

 機転思考力D+(37)

 社会貢献性C+(60)

 総合力C(51)


「せ、先生、なんか俺の成績がゲームみたいに数値化されてるんですけど!?」

「そうだ。これは1年終了時までの成績を基に学校側が作ったおまえたちの個別成績だ。自分たちのクラスだけじゃない、他クラスはもちろん、全学年の生徒の成績を閲覧することが可能になっている。今後教育を行っていく上で重要と判断し採用された」

 つまり、このOAAと呼ばれるアプリの役目は、個々の成績を数値上で把握することが出来るモノということだ。また、全生徒に向けたオープンチャットを送ることも出来るようだ。

 画面上の右上には『?』のマークと合わせて『説明』の文字があり、そこを押すと項目ごとの詳しい詳細も表示された。


 学力……主に年間を通じて行われる筆記試験での点数から算出される


 身体能力……体育の授業での評価、部活動での活躍、特別試験等の評価から算出される


 機転思考力……友人の多さ、その立ち位置をはじめとしたコミュニケーション能力や、機転応用が利くかどうかなど、社会への適応力を求められ算出される


 社会貢献性……授業態度、遅刻欠席をはじめ、問題行動の有無、生徒会所属による学校への貢献など、様々な要素から算出される


 総合力……上記4つの数値から導き出される生徒の能力だが、社会貢献性に関してのみ総合に与える影響は半減される

 ※総合力の具体的な求め方

(学力+身体能力+機転思考力+社会貢献性×0・5)÷350×100で算出(四捨五入)


 なるほど。オレの機転思考力が他の項目より低いのも、納得の評価基準ということか。

 友人の数やコミュニケーション能力はお世辞にも高くないからな。

 その他の項目も普段見せているもので評価されれば、妥当な数字だと言えそうだ。

 1年次成績の他にも2年次成績、3年次成績の項目があるが現在は空白。

「今は1年次の成績表示のみされているが、2年になった今日からは、現在進行形で新たに評価がされていく。更新はクラスポイント同様月の初めに行われる。須藤、おまえの今の学力はE判定だが、もし次の筆記試験で満点を取れば、2年次の成績ページではA+の評価が与えられることになるだろう」

 つまり1年次とは別、2年次は2年次で評価していくということだ。そして年間の成績は常に記録として残る。4月で仮に須藤が筆記試験で満点を獲得し学力A+を取れたとしても、その次の筆記試験で0点を取れば、その間のC前後の評価を受けることになる、といった具合か。そうやって1年間を過ごし、トータルした平均が最後に出る仕組み。このアプリの特筆すべき点は、自分たちのクラスに限らずOAAを通じて確認が出来ることだろう。これまで交流のなかった生徒のことは直接情報を集めないと分からなかったが、これを見れば名前、顔、そしてどんな成績をしているのか、先輩後輩すら問わず一目瞭然になる。ちなみに1年生たちは中学3年生の時の情報と入学試験を基にデータが作られているようだ。学力や身体能力、社会貢献性はともかく、機転思考力はそれほど当てにならない可能性がある。

 便利な成績確認ツール……いや、それだけなはずがない。

 これが何か重要な役割を果たすことになることは明白だ。

「満足の行かない成績になってしまった生徒の中には、記録が残ることに不満を覚える者もいるだろう。だが、そんな1年間を送って来たのは自分だと割り切ってもらうしかない」

 大切な学力や身体能力がE判定に近いほど学生として汚点を残した形になるからな。

「しかし1年次の成績はあくまでも過去のものだ。2年生となったおまえたちの今後の査定にはなんら影響を与えない。つまり不甲斐ない成績を収めていた者も、この機会に認識を改めることが重要だ。成績の可視化には、そういった成長を促す効果を見込んでいる」

 今後誰もが閲覧できるアプリに個人の成績が残り続けるとなれば、少しでも見栄えを良くするために努力したいと考える者が多数だろう。茶柱の言うように成績向上を促進する効果はある程度ありそうだが……。

「先生、社会貢献性だけ他の3項目と少し評価方法が違うのはどうしてなんでしょうか」

 社会貢献性の総合力への影響は半分と低い。

 その点を疑問に思った平田ひらた洋介ようすけからの質問だった。

「学力、身体能力、そして機転思考力。この3項目について学校側は極めて重要な位置づけのものとして捉えている。一方で社会貢献性に関しては少し異なる。社会貢献性は、基本的に『モラル』『マナー』が基準だ。教師に対しての言葉遣いや態度、遅刻欠席の有無。様々なルールを遵守できているかどうか。そして発言力やその正確さなど、各方面からの生徒の見え方を査定したものだ。ある種常識的であり、当たり前に備わっていなければならない能力だからこそ、総合力に与える影響は低めに設定してある」

 一朝一夕で成り立つモノじゃない3項目と違い、社会貢献性はその日からの考え方や改め方次第で大きく改善できる余地を持っている。そういった違いか。

「このアプリは平等だ。クラスが上であることや下であることは一切関係ない。全員が等しく評価されている。今現在、総合力で高い評価を得ている生徒は、1人の人間として褒めるに値する成果を残していると言えるだろう」

 五十音順に並んでいる一覧だが、ソート機能も備わっているようだ。

 今現在2年Dクラスでもっとも総合力が高い生徒は誰か、1つずつ見ていく必要はない。

 ソート機能を試してみると、総合力で一番上に来たのは洋介だった。


 2-D 平田 洋介(ひらた ようすけ)


 1年次成績

 学力     B+(76)

 身体能力   B+(79)

 機転思考力  B  (75)

 社会貢献性  A- (85)

 総合力    B+(78)


 改めて数値として見ると、洋介の優秀さが一目で分かる。どの部分をみても高水準で文句のつけようのない成績だ。1年終盤で見せた洋介の心の弱さが露呈していなければ、もう少し上だったかも知れない。

 逆に総合力を低い順で並び替えてみると、池が1番上に来た。その総合力は37。

 そして同率、総合力37の表記で佐倉さくら愛里あいりの名前もあった。

 周囲から最下位の可能性が高いと思われた須藤は何名かの生徒の上に位置している。


 2-D 須藤 健(すどう けん)


 1年次成績

 学力     E+(20)

 身体能力   A+(96)

 機転思考力  D+(40)

 社会貢献性  E+ (19)

 総合力    C  (47)


 学力や社会貢献性は1年間の行動の悪さと相まってかなり低い評価。だが、それを補うに十分な身体能力の高さが評価され、最下位を免れている。調べてみると、2年生の身体能力の項目でただ1人、唯一A+の評価を受けていることが分かった。

 入学当初よりも学力を伸ばし、そして精神面での成長も覗かせている須藤は、2年次から記録されていく成績を大きく伸ばすことになりそうだ。

「それから、これはDクラスには直接関係のないことだが、2年生では例外的措置として、2年Aクラスの坂柳さかやなぎ有栖ありすの身体能力評価だけは、学年最下位の生徒と同じ数値で評価する仕組みを取っている」

 2年Aクラスの坂柳有栖は、身体にハンデを抱えている。

 普段の歩行にも杖を使わなければならない。

 つまり、運動をしようと思っても出来るものじゃない。

 かと言って、身体部分を抜きにして総合点を出すわけにもいかない。そういう意味では最下位に合わせるのは妥当な判断というところか。

 ともかくこの能力の可視化は、南雲なぐもが提唱していた個人の実力を反映させていく上では必須とも言えるものかも知れない。

「このアプリがあることで成績に対する意識改革、そして学年に関係なく名前と顔が一目で分かることで、交流を図っていくための重要なツールとして活躍するだろう。しかし……それだけではないと私は考えている。これは個人的な憶測だが───今から1年後、総合力が一定水準に満たなかった生徒には『何かしらのペナルティ』が与えられる、とな」

「ペナルティ……まさか、退学……?」

「その可能性もあるだろう。だが、言ったようにこれは私の憶測だ。必ずしも当てはまるわけではない。だが総合力がE判定に近いほどそのリスクは高くなると思った方がいい」

 現時点で最下位である池や愛里は、総合力でEに近い判定を受けている。

 このまま去年と同じような1年間を過ごせば、危険領域だ。

「お前たちの中には、自己評価と学校の評価の違いに不満を持つ者もいるだろう。だが、これが現状の『学校側のお前たちに対する評価』だ。その点に不服があるのなら、学校側が納得するようにこの1年間で示してみせろ。学校も万能ではない」

「で、でもどうやって示せばいいんすか先生!」

 最下位を確認した池が慌てて挙手をする。

「部活をしている生徒としていない生徒では、身体能力の査定の精度にも開きが出る。自信があるのなら部活に所属してみるのも1つの手だろう」

 より多くの場面で、学校側にアピールしている生徒の方が基本的には優遇されるということだ。とは言えケースバイケース。下手にアピールが過ぎれば問題にもなりそうだ。

「まるで個人戦ね」

 そう呟いた堀北の発言を、茶柱は聞き逃さなかった。

 これまでクラスとして戦ってきた流れを、一蹴するかのようなアプリの導入。

 そんな感想を抱くのは堀北だけじゃないだろう。

「それは間違いでもあり正解でもある。今年から導入されることになったこのシステムは、現生徒会長である南雲なぐもみやびが発案したものを、学校側が容認して実現したものだ」

 個人の実力で評価される仕組みを作る、そう言っていた南雲の夢が具現化されたわけだな。去年動きが少なかったのはこのアプリ導入までに相応の時間と労力を有したのだろう。

「だがこれまで同様に、クラスとして求められることが基本概念にあることに変わりはない。その点だけは忘れずに日々取り組んでいくことだ」

 アプリのインストール、そして説明を終えたところで1時間目の授業が終了する。休み時間になるなり、生徒たちは各々携帯の画面を食い入るように見つめ始めた。自分の評価はもとより、クラスメイトや他クラスの生徒の成績は覗いてみたくなるもの。

「つか俺が高円寺こうえんじより一般常識がないって扱いが気に入らねえんだけどよ!」

 アプリを食い入るように見ていた須藤が、そう叫んで高円寺を睨みつけた。

 聞き耳を(勝手に聞こえてくる声量だが)立てつつ、アプリで確認してみる。


 2-D 高円寺 六助(こうえんじ ろくすけ)


 1年次成績

 学力     B  (71)

 身体能力   B+(78)

 機転思考力  D−(24)

 社会貢献性  D−(25)

 総合力    C  (53)


 普段の授業やテストではそれなりのスペックを発揮している高円寺は、学力と身体能力が高く評価されている。

「何だよ、別にいいじゃんか。身体能力じゃ全然勝ってるんだしさー」

 特に秀でた部分のない池が羨ましそうにこぼす。

「それは高円寺が真面目にやってねーからだろ。認めたくはねーけどよ」

 須藤が話すように、高円寺の身体能力は桁外れに高い。須藤と同等以上のポテンシャルを持っていると思われるが、部活には所属していない上に体育の授業などでも気分に左右されるため大きなムラがある。自分が興味を抱かなければ平気でサボるし、いきなり投げ出すこともある。そもそも身体を動かそうともしないことも珍しくない。対して須藤はどんな課題であれ、常に真面目に取り組みトップクラスの成績を叩き出している。似たような身体能力でも、査定に大きな開きがあるのは当然か。

 そんな須藤が噛みついたのは、社会貢献性の部分。

 つまりマナーやモラルに関してだ。

 槍玉にあげられている高円寺も、須藤と引けを取らない問題児である。

 僅かな差とは言え、自分が下であることが気に入らないようだ。

 須藤が訴えたくなる気持ちは分からなくもないが……。

 高円寺が須藤よりも社会貢献性で点数が高いのは、須藤に比べて学校側やクラスに直接マイナスを与える機会が多くなかったからじゃないだろうか。停学や暴力騒動などでペナルティを受けた須藤が下でもおかしくはない。

 そんな話を高円寺本人は耳に入れながらも、まるで相手にすることはなかった。

 誰もが気になって夢中になっているOAAに必要以上に触れようともしない。

 学校生活が1年以上過ぎて、一番変わっていないのは高円寺かもな。

 ともかく、オレたち生徒は1年間による成績の可視化が行われてしまった。

 学校側のこの行動は、こっちにとってメリットでもありデメリットでもある。

 たとえば総合力という項目が存在するせいで、暫定的な実力ランキングが作られた。

 もし、不都合な特別試験が今起きれば、退学の候補者に名乗りを上げるのが誰であるかは答えるまでも無いだろう。総合点の低い生徒に集中する。

 池と同じく最下位に名を連ねてしまった愛里も内心、気が気ではないだろうな。

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