第14話 放送事故?

 ガガガピーガガガガガガガ





「ん? なんかおかしいな」

「ですね」

 異世界からの電波を受信してニュースを覗き見ていた研究者たちは首を傾げた。

 いつもは、たとえ鉛の箱に包んでもつながっていたテレビが映らないのである。

「……まさか世界が滅んだ?」

「それはいくら何でもないでしょう……」

 結局、いつものニュース記録をすることなく二人の研究者は装置の確認とメンテナンスに励むのであった。



          放送できず

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