第197話 幕間 設定公開・カタリーナ
月に一度の令和ダンジョン設定公開。
今回は欧州世俗騎士の銃使い、カタリーナ・スアレスです。
相変わらず本編にはあまり関係ないので、読み物としてお楽しみください。
◆
17歳女性。白人。
ウェーブがかった少し赤毛っぽいの金髪。身長は170センチほど。スタイル抜群のモデル体型です
今は留学生という名目で片岡君と同じ学校に居ます。
スペインのカナリア諸島の生まれ。
高校卒業後は周りの皆と同じように地元の観光地のどこかで就職する予定でした。
しかしたまたま発生した野良ダンジョンで自分に能力がある事に気づき、島の外に出るべく聖堂騎士団に志願しました。
閉塞感の有る故郷から出て自分の力を試したかった、という気持ちがある一方で、地元愛は強く家族想いです。
島には祖父と両親、弟がおり定期的に里帰りしています。
地理的な要素もあり地元を離れない(もしくは離れられない)人のために、カナリア諸島出身者として活躍して名を上げたいと思っています。
モデルとしてSNSではそれなりに人気を得ていますが、それもその一環です。
◆
能力は自分の持っているものに魔素を纏わせるという能力です。
通常の武器は魔獣にダメージを殆ど与えられませんが、魔素を纏わせることにより通常の武器でもダメージを与えることができるようになります。
銃ではなく刀とかの武器でも効果を発揮します。
それこそそこらの棒切れとかでもいいのですが、使う武器の威力に影響を受けるので銃を主に使います。
使用している銃は、野良ダンジョンに遭遇した場合に備えて日常的に携帯している小型拳銃のKAHR PM9。
定着ダンジョンでの戦闘用のハンドガンとしてGlock22とアサルトライフルのSteyr AUG M203、散弾銃のKSGです。ただしKSGはあまり使いませんが。
また、至近距離戦闘用に特注の二連式の
いずれもダンジョンでの戦闘用に軽量化や重量バランスの調整などのカスタムが施されています。
銃を得意としていますが、
ちなみに、この能力は比較的持っているものが多い能力で、個人差がかなりあります。
単に普通の武器でもダメージを与えうるだけというものから、纏わせた魔素で振り回した鎖や銃弾の軌道を操作するような能力もあります。
ただ、総じて決して強力な能力ではありません……というかかなり弱い方に属します。
これは、魔法を使ったり特殊能力が付いた武器を作り出すようなものと異なり、使い手本体の身体能力等への依存度が高いためです。
カタリーナ本人の身体能力は平均以上ではありますが、突出したものではありません。
地道な努力家であり、能力の低さや身体能力を訓練で補っています。
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明るく積極的でポジティブな半面、初対面の相手とかには警戒心が強いタイプでもあります。
普段はサバサバしており男女にあまり差を感じさせませんが、恋愛には奥手です。
趣味はサイクリング、水泳と料理。
世俗騎士の訓練の一環でやった自動車の運転もかなり上手く、スペインでは趣味でユーノス・ロードスターを所有しています。
◆
聖堂騎士団はEU全域(イギリスも含む)で結成されたダンジョンに対抗できる能力持ちにより構成された集団です。
欧州版魔討士協会と言えるのですが、実態はかなり異なる組織です。
聖堂騎士と世俗騎士に分かれています。
世俗騎士は市中の巡回と野良ダンジョンの討伐や聖堂騎士のサポート、エリートである聖堂騎士は定着ダンジョンの討伐を担います。
実力主義の建前を取っていますが、聖堂騎士になるためには身分が結構影響することは公然の事実です。
また、フィッツロイのような家柄のみで聖堂騎士になっているものもいます。
身分が低い者は成り上がりとして疎まれます。
こんな感じで、外面は高潔なエリート騎士団という風になっていますが、内実は結構ギスギスした組織です。
また国ごとの縄張り争いもあるため色々と問題を抱えています。
とはいえ、実働部隊の能力や士気は高く、聖堂騎士は最低でも魔討士の5位以上の能力を備えた精鋭でもあります。
リクルートも行われていますが、基本的には志願制です。
登録さえしてしまえばあとは自由な魔討士と比べてかなり縛りが多く、基本的には給金が出る代わりに専属で戦うことになります。
実質的には軍隊に近い組織と言えるでしょう。
こんな感じなので、EU圏内では能力を持ってはいるものの、束縛を嫌って騎士団には入らないものも少なからず存在します。
彼らはフリーランスの傭兵に近く、企業に雇われたり時には聖堂騎士と共闘したりもします。
その実力はピンキリですが、数は少ないものの魔討士の上位帯クラスの実力を持つものもいます。
ちなみに実質的には国営の組織なので、各国大使館と聖堂騎士団は連携しています。
カタリーナが日本国内で使っている銃や車などの装備品はその辺から提供されていました。
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