新説柏崎日記×調伏物語

暇の三

第1話その理不尽に、名前はまだない


突然だが、--「理不尽」ってどうだと思う、そう例えば


いとこが、「道場破り」にかなりの腕前の人物を54人雇ったとして


そいつらがたった一人に負けてしまうとか

例えば、近代兵器バリバリで武装してーー、ついでに使ったのに、まるで聞いてないとか


ーーーどう考えても、同じ組織「調伏」組織にいるのに

図抜けている


、、、さすがに、いかな最強といえど近代兵器に勝てるはずはないと思ったのだが

(、、、化け物め)


大砲が効かないーー銃弾が効かない、マシンガンが効かない


ナイフが通じない


真言マントラ祝詞のりとのりとは

対人間用じゃない

調伏用だーーそれにしても、強すぎる



ーーその男、生まれ持った「肉体」こそが「武器」であり「兵器」

昔からやんちゃであり、「寺院」にいた時も、僧侶の言うことを聞かないでいた


ーーただ、18の時ーー運命の人に出会ってからは


「女の子は傷つけない、というか人は傷つけたくない」

「はぁ、なんでだよお前18まで、--暴れん坊だったんだろ」


いとこ(男)はさわぐ、手で、大砲の球をつかみーー周りの屋敷に当たりそうなものは粉砕する腕で、もし殴られたらそれこそ、死ぬしかないというのに

「--そうだ、愚かだった、今の私は、「「主人」以外の人の言うことを聞きたくはないし、それに「調伏妖怪」以外戦う相手もいないーー速く、帰れ」


ーーーこれが「最強」


「破戒僧「弁慶」べんけいとは、和尚からもらった名前である


ーーそして彼はかえる

「いつか必ず倒すーーー俺が一位だ、いちいなんだ」

そういういとことは違い、彼女は極めて冷静にしゃべる

「必ずおまえを倒すーー一人で、正々堂々とその暁には血の海に沈めてやる

ーーー首を洗って待ってろ」


そう叫ぶ


返事は一言「、、、死ねぬよ」だった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


屋敷に返ると、もうすでに、仲間が

「おう、遅かったなぁ」


男も、女も全員でお酒を飲みあっているそんな中

長女のおろく(13)は、「お父さん、これ、お母さんから

ーーはい、あなたのためにって」まんじゅうを与える

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