2-ex.
百キロババアは高速道路で車を運転している際に、自分の足で走っている老婆、あるいは老爺に猛スピードで追い抜かされる、というどちらかと言うとコメディ寄りの都市伝説です。
少々荒唐無稽に思えますが、おそらく基になったお話があるものだと考えられます。
高速道路には通常徒歩では入れませんが、管理作業員や事故で徒歩で移動している人、あるいは、判断力が衰えてしまった高齢者が徒歩で進入してしまうという事もあります。
百キロババアの話も一番最初はただ単に『高速道路を歩いている人を見た』程度の物だったのでしょう。珍しい話ではありますからね。それが人から人へと伝わるたびに尾ひれ背びれがついて、高速道路に人がいた→人が走っていた→人が車よりも速く走っていた、とエスカレートしていったのでしょう。
得てして人は過激な話に食いつきますからね。
人面犬はただ単に人の顔をつけた犬です。これに関しては単なる見間違いか、犬のような動きをした人間を犬だと勘違いしたのでしょう。その方が怖いですが。
こちらも高速道路での目撃例がありますが何らかの野生動物を見たという話に同じように尾ひれがついた話だと思われます。
また、街中に出た場合は、予言めいたことを話す、というお話もありますが、こちらは人面牛の妖怪『件』と混同していると思われます。
これらの都市伝説は出てきてもこちらに悪さはしません。不意なことが起こっても慌てないように、安全運転を心がけましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます