待ちあわせ

@araki

第1話

「一紗、郵便局見えたよ。次は?」

「そこの角を右へ」

「分かった」

「あっ、やっぱり左で」

「ちょっと」

 突然の指示変更に結羽は慌てて方向転換する。不自然な行動に周りが訝しんだ目を向けてくるが今は不思議と気にならなかった。

「しっかりしてよ案内役。ちょっとのタイムロスが命取りなんだから」

「私もずっと足を運んでいませんからね。正直、道がうろ覚えなんですよ」

「住所、本当に分かんないの?」

「残念ながら。山の中ということだけは確かですよ」

「情報にならない」

 ため息をつきつつも、結羽は次の交差点を左に曲がる。目的地がどれくらい先にあるのか分からない以上、ひたすら足を動かすしかなかった。刻々と砂が落ちる砂時計が頭をついて離れない。

 結羽は携帯の画面に視線を落とす。

「間に合うかな」

「考えてもどうにもなりませんよ。充電が保つのを祈るだけです」

 目減りした電池マークの下、そこには『39 %』の文字。今までだましだまし使ってきたけれど、昨晩ついに充電ができなくなってしまった。

「元々古い機種でしたからね。仕方ありません」

「勝手に悟らないで。これ使えなくなったら最後なんだからね?」

 ダメ元で朝一に修理屋へ持っていったが骨董品扱いされるだけだったちょっとしたプレミアがついているらしく、売るなら高く買い取ってくれるそうな。冗談じゃない。

「こうして話せてること自体が奇跡なんです。これ以上は高望みですって」

「とりあえず急ぐから」

「はいはい」

 呆れ混じりの吐息が返ってくる。諦めムードなのは明らかだった。

 目の前の現実をすんなり受け入れられるのは一紗の長所だ。けれど、今回のこれは歓迎できない。

「ちゃんとナビしてね。場所知ってるのは一紗だけなんだから」

「善処はしますよ。ただ、そっちとこっちでは道の状態が変わってるかも」

「まさかそんな――」

 その時、不意に手元が暗くなる。訝しんだ結羽は足を止めて正面に視線を戻した。

 直後、顔をしかめた。

「どうしました?」

「……ううん、何でもない。ちなみに、しばらくまっすぐ?」

「ええ。ずっと先に商店があるので、そこまで」

「そっかぁ……」

 生返事を返しつつ、結羽は頭上を見上げる。 

 目の前にそびえるコンクリートブロックの塀。まっ白なその色から察するに最近できたものらしい。

 ――どうしよっかなぁ……。

 左右を確認するも、ずっと向こうまで似たような塀が続いていて、それらしい脇道は見当たらない。うろうろして棚ぼたの作戦は望み薄に思えた。

「結羽?」

「ああ、ごめん。暑さでちょっとぼうっとしてた」

 夏の日差しは伊達じゃないね、と結羽は笑いながら誤魔化す。けれど間もなく、明らかに訝しんだ声が返ってきた。

「変なこと考えてます?」

「いや、全然。なんで疑うの?」

「突拍子もない行動をとるのがあなたですし。また危ないことを企んでるんじゃないかと」

「ひどい言い草。偏見だよ?」

「退院翌日に海に飛び込んだって言ってた人はどこの誰でしたっけ」

「あれは例外」

 久しぶりに外に出られた、その喜びが迸っただけ。いつもではない。

 結羽は改めて正面の塀を確認する。ブロック壁には、おそらく装飾目的だろう、幾何学模様にくり抜かれた小さな空洞が等間隔に設けられていた。

 結羽は小さく苦笑する。それから、改めて一紗に声をかけた。

「ごめん、ちょっと汗拭きたいから待ってて」

「それは構いませんけど、やっぱり何か問――」

「ありがと」

 結羽は即座に通話を保留にすると携帯をポケットにしまう。そして、壁の窪みに足をかけた。

「よっと」

 一気に身体を持ち上げる。それから、ロッククライミングの要領で壁を登り始めた。

 思ったよりも高い塀ではなかったようで、間もなく天辺に手が届く。そのまま塀の縁に上がって一息つくと、取り出した携帯の保留を解除した。

「お待たせ」

「やけに長かったですね」

「八月の半ばだからね。拭いたそばから汗が出てきちゃって」

「……本当に?」

「ほんとほんと」

 そう答えるそばで、結羽は平均台の要領で縁を伝っていく。まるでノラ猫になった気分だった。

 狭い区画に住居を敷き詰めているらしく、塀はずっと向こうまで続いている。これなら当分まっすぐの指示にも対応できる。

「それにしてもさ」

「はい?」

「一紗ってあの人に似てる気がする。っと」

 一瞬踏み外しそうになった足を慌てて戻す。今のはちょっと危なかった。はあ、と耳元でため息が聞こえたような気がしたが、きっと空耳だろう。

「誰ですか?」

「橘先生。この前出た学校の生活指導だった人」

 教室では週に二、三度教わる程度だったが、廊下での遭遇率は凄まじかった。

「遠くに居ても目ざとく私を見つけてさ。すぐに近寄ってくるの」

「それからお小言を言われるんですか」

「そうそう」

「その人と私が似てると?」

「あっ、ごめん」

 文字面では褒め言葉になっていなかったことに遅れて気づく。

「でも、どちらかと言えば愛のある感じだったよ? 危ないことしてないかだとか、もっと身体を大切にしなさいだとか」

 近所の面倒見の良いお姉さん、というのが結羽の感覚には近かった。

「そんなにやんちゃしてたんですか?」

「まさか。普通に優等生してたつもりだよ」

 私基準だけど、と結羽は内心呟く。それでも病気がひどかったあの時期はできる限り大人しくしていたはず。なのに、あそこまで心配されていたのは今でも不思議だ。

「そういうのは当人に自覚がないものですよ」

 一紗は深いため息を漏らした。

「私もできれば傍で監視したいくらいです。もしくはどこかの部屋に閉じ込めておくか」

「言っとくけど、かなりやばい発想だからね?」

「大丈夫です。その際は最後まで面倒みますから」

 くすくすと笑う一紗。けれど、それはすぐに止み、代わりにぽつりと呟いた。

「まあ、そんないつかは来ないでしょうけど」

 結羽は眉根を寄せる。話題を変えよう。

「今向かってる場所ってさ、あんま人に知られてないんだよね?」

「今はそのはずです。私が知ったのもたまたまでしたし」

 結羽は手の中の携帯を小突いた。

「私がこれを見つけた時みたいに?」

「そうになりますね」

 一紗と知り合ったのは本当に偶然だった。

 病室にあった収納棚の引出し、そこに放置されていた一台の携帯を見つけたのだ。

 アドレス帳を確認すると、そこにあったのは名前の登録されていない電話番号一件のみ。それが一紗だった。

「びっくりしましたよ。まさか電話がかかってくるなんて」

「よく出てくれたよね。不気味だとか思わなかったの?」

「思いましたよ。ただまあ、怖いもの見たさってやつです」

「なるほど。だからあんなに怯えてたんだ」

「初めての相手に警戒してただけです。忘れてください」

 しばらくの無音、そして後に聞こえたあの『もしもし』は今でも鮮明に覚えている。

「着いたら写真送るね」

「その携帯じゃ大した写真は撮れませんよ。それにどうせ――」

「送る。そう決めたの」

 しばらく歩いた後、結羽はやがて縁の端に行き着く。一息に道路に降り立つと、衝撃でほんの少し足が痺れた。

 頭上を見上げれば、空の端に赤みが差している。夕暮れはもうすぐそこだった。

「夕焼けが魅力なんだよね」

「おまけに見晴らしもいいので街が一望できますよ」

「そっか」

 結羽は急いで立ち上がる。

 するとその正面、そこに一軒の建物が建っている。入口にはテナント募集の紙が張られている。軒先に掲げられた看板には『篠ヶ瀬商店』と掠れた文字で書かれていた。

「お店あったよ」

「その横に坂があるはずです。その先にトンネルがあるので、まずはそこまで」

 ちらりと目に入った携帯画面には『23 %』の表示。結羽は足早に坂へ向かった。

 最初は舗装された道路だった。けれど進むにつれて段々とひび割れが目立つようになる。

 やがて道は剥き出しの地面に変わった。気づけば周りも無数の木々に覆われている。どうやら山に入ったらしい。

「なんかじめじめしてる」

「未整備のままずっと放置されてますからね。鬱蒼としてるでしょう」

「よく登ろうと思ったね、こんなとこ」

「私が来たのはそうなる前ですから」

 しばらくして結羽は坂を登り切る。そこには確かにトンネルがあった。

 トンネルの入口、その前にはバリケードが置かれている。表面をなぞると指に土埃がべったりとつく。随分前に設置されたもののようだった。

「よっと」

 結羽は躊躇いなくそれを乗り越えて先に進む。

 トンネルの中は薄暗い。頭上の電灯は電気が入っていないらしく、賑やかしにもならない。自分の足音だけがこだまする空間はうら寂しく感じられた。

 視界の奥、ぼんやりと光が灯る。そのままくぐり抜ければ、広い駐車場が目の前に広がった。

「駐車場だ」

「そのまま突っ切っちゃってください。向こうに頂上へ通じる道があるはずですから」

 足元の地面には駐車スペースを示すロープが各所に引かれている。ただ、経年劣化で切れてしまっているものが多い。当然、車は当然一台も停まっていなかった。

「人が結構来る山だったの?」

「昔はそうですね。手軽に登れる山ということで人気でした」

「今はかなり荒れちゃってるね」

 そこら中に青々と雑草が生えている眼前の光景は、どちらかと言えば観光名所というよりも廃墟のイメージに近い。

「一紗が来たのはその前?」

「両親に連れられて。ピクニックにぴったりだったらしいですよ。来たときも家族連れの方が多い印象でした」

 すると、一紗はくすりと笑みを漏らした。

「懐かしいです。本当に幸せな毎日でした」

 まるで全て終わったことのように話す一紗。そんな彼女に結羽は歯噛みした。

 ――やっぱり。

 やがて、向こう側にたどり着く。すると、目の前の茂み、そこに一部切れ間が見つかる。近づいて確認すれば、斜面に沿う形で道が続いていた。

「山道っぽいのがある」

「そこを道なりに。そしたら開けた場所に出るはずです」

「そこがゴール?」

「ええ」

 結羽は先に進みながら端末を確認する。残り『10 %』。あと少しでタイムリミットが来る。

 だから、結羽は切り出した。

「ちなみに今回のは貸しだからね」

「? 言い出したのは結羽だったはずですが」

「初めてのお遣いみたいなもんだよ。報酬が欲しい」

 横暴ですね、と一紗はくすくす笑う。結羽は平静を装って続けた。

「欲しいというかお願い事かな」

「それは?」

「私と会って」

 長い沈黙があった。そして、

「無理ですよ」

 返ってきたのは苦笑混じりの声だった。

「結羽も分かっているはずです」

「そんなことない。一紗が病気を治せばいいだけ」

「ここ半年、私はずっと入院してるんです。あなたならその意味が分かるでしょう?」

 一紗の病気は以前の自分と同じだ。治療は困難で、自然治癒に頼った自宅療養が基本。その上で入院中ということは彼女の病状が思わしくないことを意味している。それでも、

「分からないよ」

 結羽は否定した。

「私は治ったよ。だから一紗も治る」

「結羽は運が良かった。それだけのことです」

「そんなことない」

「何を根拠に?」

「だって今、話してる」

 結羽が握っている携帯は一紗のものだ。

 受話口の向こう、彼女が今使っているはずの。

「それって一紗が未来と繋がってるってことでしょ?」

「……それは素敵な考えですね」

 一紗は小さく笑った。

「これは本当に希有なことでしょう。だからこそ、そんな奇跡は二度と起こらない。そう思うのが自然です」

「奇跡は次に繋がるから奇跡なんだよ。そこで行き止まりなら奇跡じゃない」

「じゃあ、これは偶然ですね」

「どうしてそんな――」

「入院記録」

 その言葉に結羽は思わず口を噤んでしまった。

「私のこと、病院に尋ねたんでしょう? けれど教えてくれなかった」

「あれはプライバシー保護のためで……」

「言葉の綾の可能性もあります。特に不幸があった場合は――」

「やめて」

 それは聞きたくも、想像したくもない話だった。

 短い沈黙。やがて、一紗は言った。

「最近思うんですよ。希望は麻薬だって」

 それはいつになく気の抜けた声だった。仄暗い水底から聞こえてくるような。

「今は駄目でも次は上手くいくかもしれない。そんな期待を抱いては裏切られる。それを繰り返していくうちに心が駄目になっていくんです」

「そんなことない」

 結羽は首を横に振った。

「希望は次の今の糧だよ。そうじゃないはずがない」

「結羽は強いですね。けれど私は――」

「違うよ。勘違いしてる」

 未来は明るいだとか、希望はあるだとか。そんなこと、本気で信じているわけじゃない。

 けれど、そんなことはどうだっていいのだ。だって。

「私は一紗に会いたいの。ただそれだけ」

 道にはみ出た枝が頬を引っ掻く。気に留めなかった。

 かすかな光が見えた。おそらくあそこを抜けた先が目的地。結羽は逸る気持ちに身を委ねて、全速力で駆ける。

 そして、雑木林を抜けた。

「……うそ」

 結羽は愕然とする。広いスペースはあった。けれど、周りはどこも草木に囲われている。見晴らしの良い場所なんてどこにも見当たらなかった。

「かなりの時間が経ってますからね。その間に景色が塞がれてしまったのかもしれません」

 一紗は微かなため息を漏らす。結羽の反応で状況を察してしまったのだろう。

 結羽は膝をつく。ここまで来たのに。信じたくない。けれど、ここには夕陽の一筋さえ届いていなかった。

 その時、携帯からピープ音が鳴った。見れば、電池マークが点滅している。その下には『1 %』と表示されていた。

「そろそろお別れみたいですね」

「他に手はないのかな」

「難しいでしょう。原因も原理も何一つ分かってないんですから」

 もうすぐ充電がなくなる。最後に言い残したことはないかと頭の中を漁る。けれど、あれもこれもありすぎて、何を言えばいいのか分からない。

「諦めはつきました?」

「そんなわけないじゃん」

「……そうですか」

 一紗は小さく息を漏らす。

 すると、おかしな質問を口にした。

「ちなみに今の時刻は?」

「今はそんなこと――」

「いいから教えてください」

 有無を言わさぬ口調。結羽は渋々画面に表示された時刻を確認した。

「18時47分」

「午後6時47分ですね。分かりました、では――」

 不意に一紗の声が途切れた。見れば画面がブラックアウトしている。どうやら充電がなくなったらしい。

「……終わっちゃった」

 結羽は力なく携帯を持つ腕を下ろす。

 これでもう二度と、一紗の声は聞けない。押し寄せてくるその実感に視界が滲んだ。

 その時、背後の茂みがざわついた。結羽は反射的に後ろを振り返る。

 直後、何かが頬に張りついた。

「!」

 結羽は慌ててそれを払おうとする。けれど中々取れない。どうやらかなりの粘着力でくっついているらしい。

 結羽がパニックに陥りかけた、その時。

「安心して。それ絆創膏だから」

 結羽は我に返る。もう一度触れると、その形や感触は確かに絆創膏のそれだった。

 結羽は顔を上げる。そして、思わず口を開けた。

「……橘先生?」

 こちらを見下ろす優しげな表情。この春卒業した高校の教師が目の前に立っていた。

「あちこち傷だらけじゃない」

 呆然としている結羽に次々に絆創膏を貼り付けていく先生。訳が分からない状況だった。

「よくこんな薄暗い所に一人で来られたね。生徒だったら叱ってるところだよ」

「……補導しに来たんですか?」

「面白い冗談だね。でも、卒業生にまで目を光らせるほど私も暇じゃない」

「じゃあ、なんで……」

 先生は小さく咳払いをする。それから彼女は言った。

「日にちも尋ねておくべきした。そしたら夏休み中ずっと張る必要はなかったんですが」

 やけに丁寧な口調。直後、結羽は息を呑んだ。

「……一紗?」

「その呼ばれ方、懐かしいですね」

 一紗は小さく笑みを漏らした。

「初めての赴任先であなたの名前を見つけた時は本当に驚きました。半信半疑ではあったのでそっと見守るだけに留めてましたが、もう疑う余地はありませんね」

 結羽はあまりの衝撃ですぐに言葉が出ない。やっと出たのは月並みな台詞だった。

「……どうして」

「ひどい言い草ですね。あなたが言ったんじゃないですか」

 一紗はくすりと笑い、そして言った。

「私に会いたいって。だから待ってたんです」

 大変だったんですから、と一紗は冗談めかして言った。

「というか、結羽も気づいてくれてもよかったのに。ちょっと期待してたんですけど」

「いや、さすがに先生になってるなんて思わないし。というかなんで口調変えてたの?」

「それは先生ですから。生徒にはできる限りフランクでいないと」

 一紗は得意げに言う。普通は逆だと思うのだが、そこが一紗らしいと言えば一紗らしい。

 ――本当に一紗なんだ。

 目の前に一紗がいる。その現実に慣れなくて、なんだか宙に浮いている感覚だった。

 すると一紗はおもむろに立ち上がる。それからこちらへ手を差し出した。

「さあ、行きましょうか」

「行くってどこに?」

「決まってるじゃないですか」

 一紗はある方を指さして言った。

「秘密の場所ですよ」


 目の前に広がる光景に結羽はただ圧倒されていた。

 真っ黒な夜空、そこに無数の星が散りばめられた光景。灯りの乏しい地上と対照的だった。

「このあたりは過疎化が進んでいて街の光があまり届かないんです。だから星がこんなにはっきり見える」

「目的地はここだったの?」

 一紗は静かに頷いた。

 一紗が示したのはさらに上へ続く抜け道だった。どうやら茂みに覆われて道が見えなくなっていたらしい。

「早とちりしてたってことかぁ……」

「仕方ありませんよ。結羽は思い込みの激しいところがありますから」

「フォローになってない」

「そうですか?」

 私はそれでいいと思ってますけど、と一紗はくすりと笑う。

「言っておきますけど、ここには一人で来ちゃ駄目ですよ。危ないですから」

「付き添いが必要ってこと? この歳になってそんな――」

「たかが一九で何を言ってるんですか。大人同伴は絶対です。ですから」

 ずい、と一紗はこちらに顔を近づける。そして言った。

「必ず私と一緒に来ること。いいですね?」

 それはとても真剣な表情だった。

 結羽は思わず破顔する。そして尋ねた。

「次はいつにする?」

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