梨友視点:ラストパート

それから瑠花ちゃんになんとか追いつくように必死に勉強した。

瑠花ちゃんは頭と要領がよく、難しい大学を受験したのだ。

絶対に離れたくない私も瑠花ちゃんに勉強を教えて貰いながらなんとか食いついていく。


その甲斐あって、大学もギリギリ合格した。

仕事も瑠花ちゃんとおなじしょくばになんとか着くことが出来た。


必死にお願いして、席も瑠花ちゃんの近くにしてもらった。

でもやはりと言うべきか、瑠花ちゃんはどんどん出世していった。

社長まで上り詰めた瑠花ちゃん。

私に出来ることは秘書になることだ。

そして秘書検定をなんとかどうにかこうにか1級を取得し、晴れて瑠花ちゃんの秘書になった。


仕事でも部屋でも一緒。


最近では暴力の代わりに求められるようになった。

瑠花ちゃんはだいぶテクニシャンですぐに果ててしまう。

たまに、果てたあとでも無理やり責めてきて本当に壊れるんじゃないかと思うこともあった。

それでも、大好きな瑠花ちゃんといられるだけで幸せだった。


「愛してるよ、梨友。」


その一言で天にも登る気持ちになる。


「私も。」


私と瑠花ちゃんだけの時間はゆっくりと流れていくのだった。


Fin.

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