好き?キライ?どっちでもない?

宙ぶらりんな、ただ、会ったり、たまにメールしたりする関係から、

いつ、どういうきっかけで、

「つきあう」「結婚を考える」「婚約」などに進めばいいのか。


私には、まったくわからなかった。


それまでの経験では(どれも結局、よくても結婚直前破綻だったけど)、

自分から好きになった場合の方が気持ちも強く長く続き、

でも、自分から告白したことはなく、

つまり、告白しなくてもつきあえていた。

それは、なぜか、いつもうまい具合に、

相手も私を自ら好きになってくれていたから。

気づけば、相思相愛。すんなり、交際。

かなり、運が良かったのかもしれない。


そんなエスカレーター式しか経験がなくて、

今回のように、自分から好きになった、まではいいとして、

相手が進めてくれないどころか、

お誘いには応じてくれるけど、

それがどういう気持ちでなのかわからないというのは、

初めてだった。


まったく、今でも訊いてみたいものだ。

あの時、夫はどう思っていたのか。

(訊かない、いや、訊けないけど)


会ってくれるのだから、キライではない?

じゃあ、好きになってもらわないといけない。

さらに、そこから「つきあう」に持って行って、結婚?

これを自分の推進力だけでやるのか…。

途方もない道のりに思えた。


なにしろ、もう、いいトシだった(笑)。

恋愛にかける情熱、エネルギーが。。。


だけど、かえって、トシだったから、

早まって自爆しないで済んだとも言える。

腰が重くなってる分、腰を据えられた。


それにやはり、なぜだか夫は、自分にとってとても大事な人に思えた。

その時その時の感情に負けて、ぶち壊すのでなく、

気持ちに余裕を持って、大事に大事に進んで行こう。


そう思えたのは、少しは私も成長していたってことだったのかもしれない。。。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る