好き?キライ?どっちでもない?
宙ぶらりんな、ただ、会ったり、たまにメールしたりする関係から、
いつ、どういうきっかけで、
「つきあう」「結婚を考える」「婚約」などに進めばいいのか。
私には、まったくわからなかった。
それまでの経験では(どれも結局、よくても結婚直前破綻だったけど)、
自分から好きになった場合の方が気持ちも強く長く続き、
でも、自分から告白したことはなく、
つまり、告白しなくてもつきあえていた。
それは、なぜか、いつもうまい具合に、
相手も私を自ら好きになってくれていたから。
気づけば、相思相愛。すんなり、交際。
かなり、運が良かったのかもしれない。
そんなエスカレーター式しか経験がなくて、
今回のように、自分から好きになった、まではいいとして、
相手が進めてくれないどころか、
お誘いには応じてくれるけど、
それがどういう気持ちでなのかわからないというのは、
初めてだった。
まったく、今でも訊いてみたいものだ。
あの時、夫はどう思っていたのか。
(訊かない、いや、訊けないけど)
会ってくれるのだから、キライではない?
じゃあ、好きになってもらわないといけない。
さらに、そこから「つきあう」に持って行って、結婚?
これを自分の推進力だけでやるのか…。
途方もない道のりに思えた。
なにしろ、もう、いいトシだった(笑)。
恋愛にかける情熱、エネルギーが。。。
だけど、かえって、トシだったから、
早まって自爆しないで済んだとも言える。
腰が重くなってる分、腰を据えられた。
それにやはり、なぜだか夫は、自分にとってとても大事な人に思えた。
その時その時の感情に負けて、ぶち壊すのでなく、
気持ちに余裕を持って、大事に大事に進んで行こう。
そう思えたのは、少しは私も成長していたってことだったのかもしれない。。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます