第25夜 迫り来る闇
ーーカフェの前は混乱していた。
警察官達が、いるのもそうだが。
通行人や報道関係者。
そして……当時者たちだ。
警察官と話をしながらカフェの前にいる。
楓に助けられた女性店員も、警察官と話をしていた。
それにカウンターから警察!と、叫んだ男性もだ。
カフェの従業員らしき男性だ。
女性店員と、色違いの制服を着ている。
楓はカフェの椅子に座っていた。
手当を受けている。
目の前には救急救命士の男性だ。
右腕に包帯を巻きながら
「良くこんな傷が浅くてすみましたね。
斬りつけられた傷は大きいですよ?」
と、驚いていた。
「ああ……うん。咄嗟に避けたんだろうな。」
(勝手に治るとは言えねぇよな。)
傷自体が消えるのは時間が掛かるが、傷口が塞がるのと出血が止まるのは早い。
自己治癒力は人間よりはるかに高い。
「斬りつけられた女の人は……?」
「残念ですが……」
救命士が立ち去る時に、楓は聞いた。
最初に首筋を斬りつけられた女性店員はどうやら亡くなってしまったらしい。
救命士の表情はとても哀しそうであった。
(……血が凄かったもんな……)
楓はパーカーを下ろした。
来栖はカフェの中で検証をしている。
男の死体にはビニールシートが掛けられた。
楓は椅子から降りながらカフェの中を見ていた。
酷い有様だ。
店内は鮮血と暴れた痕が残る。
テーブルや椅子も散乱している。
割れた食器も床に落ちていた。
こんな有様でなければ落ち着いた雰囲気のあるいいお店なのであろう。お客は本当に多かったのだ。
「楓ちゃん。また後で、話を聞くかもしれんが……今日はもう帰りなさい。」
来栖が素早く近寄って来ると、小声でそう言った。
「ああ。わかった。」
楓は来栖から離れようとしたが立ち止まった。
「あ。オレ。入って来る時、裏口のドア壊しちゃったんだよね。鍵掛かってたから。」
楓は侵入したのが裏口である事を思い出したのだ。来栖に、コソッと伝えた。
「本当かい?」
来栖は少し困った様な顔をしたがぽんっ。と、肩を叩いた。
「それは貸しで。」
と、笑ったのだ。
とても悪意のある笑みであった。
楓は力無く笑うと店内を後にした。
外はまだ騒がしい。
楓はカメラを向けられたが颯爽と通り過ぎる。
裏通りに入ると直ぐに飛び上がった。
近くのビルの屋上に降りる。
街を見下ろす。
(……厄介なモンが出てきたな。あんなの見た事ねぇぞ)
楓にも知らない事はたくさんある。
あやかしの歴史はとても古い。
それに、時代の流れと共に形状を変え異質になってきているのを、楓は知らない。
妖も人間と同じ様に……変化していた。
胸元に煌めく蒼い勾玉。
楓は各務学園高校に戻ることにした。
(とりあえず……葉霧にキレられる前に帰るか……。それに……オレがどうして助かったのかも知りてぇしな。ばーさんがどうにかしてくれたんかな?)
楓は葉霧が【退魔師の力】を覚醒させた事を知らない。
✢
楓が各務学園高校に戻って来た頃。
ちょうど雨が降り始めたのだ。
楓は校舎に入る。
下駄箱にスニーカーを閉まっていると
「何処へ?」
とてつもなく低~~~い声が響いたのだ。
ボトッ………
楓の手からサンダルが落ちた。
下駄箱の影から葉霧が現れた。
その眼は氷の様に凍てついている。
背中には正にブリザードが吹き荒れている様に見えた。
「あ……その……散歩。」
「楓!」
びくぅっ!!
葉霧の怒鳴り声は楓にとって落雷より恐ろしい。
正に……楓にとっての閻魔だ。
一瞬で、身体は硬直する。
葉霧は楓の右腕を摑む。
「いてぇっ!!」
「わかってるよ。包帯が見えたからな。」
葉霧は楓の右腕を強く掴んでいるのだ。
それも締め付けるかの様に。
丁度。包帯が巻かれている辺りに葉霧の指は食い込む。
「イテテテテテ………! まじ! 痛てぇって!」
「だから。わかってる。と、言ってるだろう?」
涙目の楓と葉霧の氷対応のやり取りだ。
正にドS。
「どうしたんだ? この傷は?」
葉霧の氷の眼は本当に恐ろしい。
それにこの表情だ。
見る者を凍てつかせる。
凍結させる。
葉霧からしたら、憑き神の一件の直後だ。
そして、この放浪娘は怪我をして帰ってきたのだ。それは………こうなる。
「いや。話す。話すから。手! 離して!」
(傷口ひらく~~~)
ギリっと掴まれてるからとても痛い。
傷口に食い込むのだ。
その指が。爪が。
わかっててやってて加減は無し。
「いいよ。このまま話してくれれば離す。」
「なに言ってっかわかんねぇ!」
この状態で話をさせられることになる。
✢✢
楓が一部始終を話終えると、葉霧はようやく手を離した
ふーふー
楓は包帯の上から息をふきかける。
痛みを取り除く為だ。
(このドS!! 鬼畜だ!)
楓はしゃがみこんでいる。
余りの痛さに。
「なるほどな。その黒い火の玉みたいな影を、追い掛けてそんなザマか。」
葉霧は腕を組み楓を見下ろしている。
「だからそ~言ってるでしょ?? 聴いてました??」
(お~~イテェ………)
楓は右腕を擦る。
葉霧は下駄箱から離れた。
「え??」
廊下を歩く。
さっさと。
楓は驚いて顔を覗かせたが葉霧はさっさと歩いて行ってしまった。
「えっ!? まじ?? すげぇキレてんの?? どーしましょ………」
今更になって事の重大さに気がつく楓。
おバカさんである。
「この像が壊れていたのを発見したんだったな。」
葉霧は、割れてしまっている女神像を見ていた。
エントランスホールである。
そこには、割れた女神像が未だそのままになっている。
右手には剣を持ち、左手には盾を持つ。
闘いの女神を象徴する像であった。
「それだけ壊れてるっておかしくね?地震とかあったか?」
「いや。無いな。俺は稽古場にいたが。」
楓は葉霧の隣に立つと一緒に、女神像を覗く。葉霧は、女神像が立っていた台に、視線を向けた。
「微かだが……」
葉霧は台の前に、しゃがむ。
銅の台の下だ。
床から漂う黒い煙。
それは、ほんの僅かな煙だ。
蒸気の様に湧いていた。
「何だ? この黒い煙は……。」
葉霧は手を翳す。
(触れてる感じはしないな。熱くも無く冷たくも無い。一体なんなんだ……)
「葉霧。何してんだ? なんかあんのか?」
楓は葉霧の隣に前屈み。手元を覗き込む。
楓には、床辺りに右手を翳す葉霧しか視えない。
「視えないのか?」
「なにが?」
聞かれると目を丸くした。
葉霧は右手を退けた。
「黒い煙みたいのが湧いてるんだ。線香の煙みたいな細いものだが。」
葉霧が言うと、楓はしゃがみ込み目を細めた。じ~~っと見つめる。
白いタイルの床を。
「視えねぇな。なんも。」
(楓に視えなくて俺に視えるモノ……。退魔師と鬼に関係しているのか?)
葉霧は、疑問が湧いたが立ち上がった。
楓は立ち上がった葉霧を見上げた。
「さっきの話で……気になる事がある。」
「ん? あ? いきなり何だ??」
目をまん丸とさせる楓。
葉霧はエントランスホールから離れる。
「【来栖】と言う警部のことだ。」
「あ? おっさん??」
(何か気になるとこあったか??)
楓は立ち上がると歩きだした葉霧を追った。
「その警部はいきなり入って来て発砲したんだったな? 犯人の男を。」
「ああ。中の店員が警察! って叫んでたからな。呼んだんじゃねぇの?」
楓は葉霧と一緒に廊下を歩きながら、そう言った。
(……それにしてはタイミングが、良すぎるだろう。楓の話から推測すると……通報したとしてもそんな短時間で来れるものか?それに……躊躇する事なく撃ち殺した事になる。警視庁の刑事とは言え……拳銃の発砲には、十分考慮する筈だ。)
葉霧は歩きながら押し黙っていた。
その横顔はとても険しく楓は、話しかける事が出来なかった。難しい顔をして、何かを考え込んでいるのがわかったからだ。
(顔がおっかねぇ……)
楓は階段を登りながら苦笑いしていた。
(人間に見える。そう言ってたな。)
葉霧は楓に視線を向けた。
「楓。今までにーー今回の様なケースは無いのか? 人間なのに強靭な肉体を持つ相手と、闘った事は?」
「ねぇよ。そんなの見た事ねー。」
楓は首を横に振った。
(……来栖警部は五年前に、あやかしが絡んでいる可能性のある事件に遭遇していたんだったな。もしかすると……今回の件も、知ってる可能性もあるな。)
葉霧は二階に上がると廊下を歩く。
「どこ行くんだ? 葉霧。」
「稽古場の鏡をとりあえず補強しておくんだ。あのままにしておくと、いつ割れるかわからない。」
本館だ。ここは。
二階には職員室や理事長室、保健室などがある。教師たちが良くいるフロアだ。
葉霧が向かったのは職員室だ。
「そーいえば他の皆はどうしてんだ?」
「食事の支度だ。演劇部部員だけでも三十人はいるからな。」
がらっ。
葉霧は職員室のドアを開けた。
「メシ?? なに作ってんだ?? ハラ減った……。」
葉霧の後ろから楓は職員室に入る。
「楓。」
葉霧がそんな楓を止めた。
「え?」
楓は葉霧を見るが、直ぐに理解した。
職員室の真ん中。そこに、ダークブラウンのスーツを着た女性が立っていた。
そしてその前には、男性がいた。
「待て。話せばわかる! 落ち着け!」
グレーのスーツを着た男性だ。
左腕を抑えている。腕からは、滴る血。ポタポタと、手を伝い……床に落ちる。
女性は、右手にカッターを持っていた。それも刃は殆ど……出されている。
刃先から血が滴る。
その光景だけで、把握は出来た。
楓も葉霧も。
(なんかすげーとこに出会したな。)
苦笑いしていた楓だが、女性が顔をあげると
「葉霧! やべぇ! コレだ! この眼だ!」
言うより早く駆け出していた。
女性はカッターを握り漆黒の眼を煌めかせ男性に飛び掛かる。
ウァァァァッーー!!
とても女性とは思えない声をあげながら。
「突っ立ってねぇで退けっ! オッサン!!」
楓は男性を突き飛ばす。
背中から夜叉丸を引き抜く。
「楓! 殺すな!」
葉霧の声が響いた。
「へ………? またかよ!!」
葉霧の声に気を取られた楓は、飛び掛かってきた女性のカッターで、その頬をざっくりと切りつけられた。
ザシュッ!!
右頬に走る痛み。
咄嗟に身体を引いたので鼻までは切られなかったが右頬は横一直線。
まるで、一という字を彫られたみたいにザックリと切つけられたのだ。
「なめんなっ!」
楓は夜叉丸握りしめ女性の胸元に突進。
鞘ごと胸元に抑えつけ床に倒したのだ。
ドタン!!
勢いよく女性の身体は床に後ろに倒れ込んだ。楓は馬乗りで、女性の胸元に刀を横に抑えつけその身体を、封じた。
グゥ……ウァァァァッーー!!
じたばたと暴れる女性のその顔は、人間ではなかった。漆黒の眼が光りその顔は悍ましい。
怒り狂い眼は、飛び出しそうなほど開き口からはヨダレを垂らす。
その声もスレンダーな女性から発せられるものとは思えない。
顔自体が血管が浮き上がり尋常ではない。
(なんなんだ……。コイツらは。この力は。)
抑え込むが起き上がろうとする女性にさっきから押し返されている。
足も上げ下げして楓の背中を蹴ろうとしてくる。だが、楓が太腿まで抑えこんでいるからバタバタとしか上がらない。
それでも、止めない。
何よりもカッターを持った右手はさっきから上げようと必死だ。
楓の刀が二の腕を抑えているから上がらない。
「大丈夫ですか? 上川先生。」
葉霧は楓に突き飛ばされた男性の傍にいた。床に尻もちつき、青褪めていた。
まだ三十代前後の青年だ。
「あ…ああ。佐倉先生なのか? アレは。」
「さあ? どうですかね。」
葉霧は上川ーーを立たせると、楓の方に歩み寄る。
「葉霧! どーすんだよ。コイツすげぇ力強いぞ! 抑えておけねー。それにさっきから足! ちょいちょい当たってんだど!?」
女性の足は膝が楓の背中に当たる。
葉霧は、女性の顔を見下ろした。
ふーっ!
フーッ!!
とても興奮した状態で葉霧を睨み、まるで獰猛な獣の様な息を吐く。
葉霧はしゃがむと女性の右手を掴む。
ギリっと手首を掴み強く握った。
震えるその手からカッターが床に離された。
葉霧は賺さず、カッターを手にした。
キリキリと、刃を戻す。カッターをカーディガンのポケットにしまった。
「わかってる。もう少しこのままで。」
葉霧はそう言った。
刀で抑えつけているが、女性は起き上がろうとしてくるのだ。その度に、頭を床に打ち付けているが気にはしていない。
葉霧は女性の顔の上に右手を翳した。
「?」
楓はその行動に驚いたが、それ以上に葉霧の右手が白く光ったのを見ると、更に目を見開く。
光を翳された女性の動きは止まった。
その眼は見開く。
眼球が動く。
ギョロギョロと。
怯えているかのように喚きだしたのは、葉霧の手から放つ
白い光が、女性の顔を覆った時だった。
ギャーーー!
ギャーー!!
首を振りとても女性とは思えない悲鳴を上げた。
カッ!!!
女性の顔に白い光が炎の様に放たれた。
まるで、白い炎。
それは女性の顔を、頭を覆ったのだ。
「な……なんだ? 葉霧……」
楓は喚き散らす女性とその白い炎の様な光に目を丸くしていた
はじめて見る光景だった。
炎に焼かれる様な女性の頭の上から黒い火の玉の様な影が、出てきたのはその後だった。
それは浮き上がってきたかと思うと直ぐに弾けた。
パンッーー!!
まるで、割れたガラスの破片の様に砕けたのだ。
「まさか………」
(退魔師の力…か?)
やがて、白い炎の様な光も消えてゆく。
その黒い影の残骸すらも。
女性の顔も穏やかにただ、眠っているかのように変わっていた。
楓は刀から手を離した。
ふぅ……
葉霧は息を吐くと手を降ろした。
「オレを……助けたのは……葉霧か?」
楓は隣の葉霧を見つめた。
驚いたままで。
葉霧は微笑む。
「そうだよ。約束した。楓を助けるのは俺だって」
柔らかな笑みを浮かべていた。
「ありがとう」
楓はぺこっ。と、軽く頭を下げた。
だが、直ぐに顔をあげた。
「てかどーゆうことだよ! そんな力あんならさっさと出せよな! なに出し惜しみしてんだよ! このケチケチ王子!」
「は??出し惜しみ?してないし。ついさっきだ。」
気を失ってる女性の上に馬乗り状態で、喧嘩が勃発した。
「ウソついてんじゃねぇよ! そんな直ぐに力、使い熟せるワケねぇだろ!」
グイッ!
葉霧の胸ぐら掴む楓。
「使い熟す? ただ黒い影が、視えたから触ろうとしただけだだ。」
「はぁっ!? そんなんで消せるか! コッチはすげぇ大変な思いしたんだぞ! さっき! そんなカンタンだったらオレにも寄越せ!!」
楓は葉霧の身体をがくがくと揺らす。
「八つ当たりするな!」
「うるせぇ! ムカついてんだ! 切られたんだぞ! やり返してぇに決まってんだろ! オレは鬼だっ!なめんなっ!」
「俺に言うな!」
そんな言い合いをしている時だ。
「鬼ーーって……君……。」
上川の声がした。
ハッーーと、した楓は葉霧から手を放した。
後ろだ。
上川はとても驚いた様な顔をしている。
葉霧は立ち上がった。
「上川先生。佐倉先生と不倫していたんですよね?」
怯えた上川に葉霧は、冷たい眼を向けた。ゆっくりと歩いてくる葉霧を、上川は見上げた。
(え……? これ玖硫?? ……玖硫葉霧? 嘘だろ? こんな眼を見た事ないぞ! いつもニコニコと笑って温厚な奴だよな?)
スッ……
葉霧は上川の前にしゃがむ。
床に片膝つき、右足立てた状態。
そのまま上川を見据えた。
ポケットからカッターを取り出した。
ビク……
上川の顔が引き攣る。
「このカッター。どうします? もしも今の話を口外するなら、俺はその口を切り裂きますけど。」
キリキリ……
カッターの刃を葉霧は出した。
上川の前で。
「じょ……冗談だよな? 玖硫……。君は生徒会会長だろ? それにそんな刀みたいの持ってるのは、おかしいだろ? どこの生徒だ? うちの生徒じゃないよな? 鬼って………」
上川がそこまで言った時だ。
葉霧はカッターを上川の右目に向けた。
刃を。
「ーーっ!」
上川は至近距離にカッターの刃を突きつけられて言葉を呑み込んだ。
何よりも葉霧の眼が恐ろしく冷たい事に、動けなくなった。
「何度も言わせるな。この事は誰にも言うな。わかったらさっさと行け。」
葉霧はそう言ったのだ。
とてつもなく低い声で。
サーッと血の気引いたのは、上川だけでは無かった。楓も。だった。
(え? なに? この人。なんなの?? 大丈夫な人なの?? オレ……やべぇ奴に引っ掛かった??)
楓はとにかく葉霧の裏の顔に、ビビっていた。彼に今……薔薇の王子様の言葉は当て嵌まらない。
上川は立ち上がると何も言わず職員室から立ち去った。
ばたばたと。
葉霧は、カッターの刃を戻す。
「ん………。」
楓は、その声に振り向く。
馬乗りになっている女性が目を開けたのだ。葉霧はカッターをポケットにしまうと立ち上がった。
「大丈夫ですか? 佐倉先生。」
「え? 先生っ!? コイツも!?」
葉霧は、楓の隣にしゃがむと目を開けた女性に声を掛けた。楓は素っ頓狂な声をあげていた。
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