『ダイニングメッセージ』
やましん(テンパー)
『ダイニングメッセージ』
『これは、過去の事実を基礎に、フィクション化したもので、ある。』
🛌
ごき警部『なるほど。これを書き残して、やましんさんは、消えたのか』
ごきでか『は!』
それは、冷蔵庫に張り付いている、メッセージ・ボードに、記されていた。
『さんべん叩いてもはしはわたらない!』
ごき警部『こりゃ、どういう、意味か⁉️』
ごきでか『いや、まあ。そのまま、でしょう。警部、深い意味はないんですよ。』
【名探偵ゴキロック・ホームズ登場。(以下、ゴキホ】
ゴキホ『(パイプガムをくわえて)お困りのようですな。しかし、すべての事実は、ここに、転がっている。』
ごき警部『なにがわかると?』
ゴキホ『みたまえ、ゴミ袋が、ほとんど『から』だ。やましんさんは、最近、ここで生活していない。』
ごき警部『そんなの、ゴミ袋で見なくてもわかっておる。いないんだから。』
ゴキホ『いや、やましんさんだけでなく、びーちゃんも、ここで、飲み食いしてない。』
ごきでか『まあ、そうですな。』
ゴキホ『決定的なのは、クスリ袋も、消えていることですな。』
ごき警部『つまり?』
ゴキホ『やましんさんは、生きている。死ぬ気なら、クスリ袋は、持ってゆくまい。しかし、急にいなくなた。旅行ならば、カメラや、地図がなくなるが、そこには、手がついていない。だいたい、うつのやましんさんは、旅行ゆく、元気は、ない。』
ごき警部『ふん。隠しただけかも。』
ゴキホ『やましんさんは、整理整頓ができない。一度置いたら、うごかない。しかも、決定的なのは、床の間のテーブルの下に隠してあった、入院セットが、消えている。』
ごき警部『なんと。気がつかなかった。』
ゴキホ『初歩的な、見落としですな。』
ごき警部『・・・・・(つぶやく)くそ、やなやつ!』
ごきでか『入院ですか。しかし、この、ダイニングメッセージの意味は‼️』
ゴキホ『まあ、手術はしたくない。そういう、意味でしょうな。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『せ、先生、麻酔、切れてきてます。い、いたい、ぐえ〰️〰️〰️😃』
直前に、主治医先生は、全身麻酔を提案していたが、麻酔科が、準備できないと、却下し、やましんは、部分麻酔で、お腹の中の結石除去に挑んでいたのである。
思っていたより、結石は、深部に侵入していた。
つまり、時間が予定の倍くらいに及んだのだ‼️
『くそ、思っていたより、石のかけらが、多いな。がまんしてください。尿管に、こびりついてる。もうちょいだ。ひっぱりだす。あと、三つ。』
『ぎえ〰️〰️〰️〰️〰️。い、いたい、です。せん、せ、ぐえ〰️〰️〰️。死ぬ〰️〰️〰️‼️ きぇ〰️〰️〰️😃〰️〰️〰️がまんだ、がまん。ぎえ〰️〰️。やぱも、だめ。』
麻酔がきれたら、戦場で、麻酔なしに、複数の銃弾の欠片を摘出するに近い。(やましんの感想)
やましんは、さんべん、叩いてても、はしは、渡らない、とう、座右の銘を破り、わたってしまったのである。(大げさな❗)
先生が、びーちゃんに、曰く。
『やましんさんが、動くので。かけらが残ってしまいましてなあ‼️』
二回目は、全身麻酔で、実行、と、なったのである。
やっぱ。やましんが、悪いのか。
運が、良くないのか?
いくじなしだから、なのか。
いずれ、さらに、二回、手術となったのである。
・・・・・・・・・・・・・・・♿🏥
『ダイニングメッセージ』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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