業火の罪ーー
暇の三
第1話やりがいのない「後継者」
「即刻、貴様の正当性を奪ってやる」
彼は、そういってこぶしを握る
「はぁ、、、、」
そんなことを、「お手伝いさん」それも、今日来ていた娘の友人に言うだなんておかしいともとれるが
それだけ、疲れているということでもある
ーーちなみに、パーカーを着ているせいか、顔が見えないというのも「彼」からすれば「疑心暗鬼」の元なのだろう
「いいかーー正統なる後継者は「儂」だ、儂なのだ」
そういって、金銀財宝を見せびらかす
「だがーー一族のおきてでは、儂ではなく、あいつなのだーーおのれ、あいつめ
どうしてくれよう」
お手伝いさんの肩をつかむ
「、、、、そうですね」
微妙な顔で、うなずくしかないではないか
「なんだ、この「鎖帷子」は」「あ、いえ、あの、ちがくて、、、いたい」
(妙なおっさんに絡まれてんなぁーー)
まぁ、あいつならいいだろうという感じだ
「倉富」の家は、「友人の親」つまり、いま絡んでるオッサンが、「独立」して建てた家だ
つまり、家を出て新たに作ったのが「倉富」ということになるだろう
ーーそれに対して、家を出る前の方の一族、その当主であるといううまみより
肩書をとったのだろう
何せーー倉富の家は「ボンボン」だの「成金」だのいわれる家だからだ
ーーそれよりは、落ちぶれてようが「老舗」であるというだけで、なんか納得させられるということか
ーー親父さん曰く、「妙なルールの多い家だった」
特に、舞いを覚えることができないのなら「当主」になることはできない
ーーなんでも、非科学的らしいが
「舞は儂が教えるだから、そっこうそいつから「当主」をとれ
ーー摂って地位を欲しいーー地位を手にするのだ」
らしい
いっそ、ここまで来るとすがすがしいが、それならそれで問題がある
ーーー「祟り」だ「呪い」とかいってたけどーー「これの発生」を防ぐ
ために動け、行動しろということで巻き込まれた連中全員で、
ゆういつ「呪いを跳ね返せる」
鏡を手に入れることにするーーー「地位を手にするのだわっはっはっ」
翌朝
「それじゃ旅に出ようか」
いきなり、娘さんがやる気ないーーハニワになってる
「、、、もういいや」
「よくない元気出せって」
「そうだよ、ここまで来たらやるしかないよ」
ある組織において「大将」というくらいをとることでなければ
謁見どころか、近寄るのすら難しい
ーー次回は3人の説明ちゃんとするわ
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