エレスター・レジェンヌ~ダメですっ!それだけはおやめになって!~
一ノ瀬 彩音
第1話 嫌なのっ、おやめになって!
私事、エレスター・レジェンヌは心に決めている人が
いて、その人には告白もしててしっかりと恋人同士
なのですけれど、その男性は私の事をしっかりと
考えててくれて嬉しいのです。
私は26歳で某国の王女というわけなんですけど、
その男性にはしっかりと私の事は伝えているので
心配はございません。
男性っていっても本当にごく一般な男性で相手からも
名前は教えて頂いているのですが、名前は伏せて欲しい
そうなので言いません。
きっと男性側にも事情があると思うので私はぜんぜん
気にしてないというのが現状です。
そんなある日、男性から婚約しようじゃないかって
言われて私はすぐに婚約を受け入れるのです。
これで私も幸せになれると思うと、本当に嬉しくて
しょうがありません。
しかし、ここからが問題で私と男性では身分違いが
あるのでどうしようかなって思います。
身分違いがあると男性が悲惨な目に遭うのはわかるので
何とかしてあげたいというのがあるのです。
しばらくして月日が流れるとついに婚約が果たされようと
している時、いきなり男性から婚約破棄したいって
言われて私は困惑しているのでした。
どうしてそうなったのかを聞いてみると、男性はやっぱり
身分違いがあると俺も嫌だって言われてしまって私は
どうする事も出来ません。
それでも私はダメですっ! それだけはおやめになってと
言い出しても男性は婚約破棄すると言って聞いてくれません。
男性がそういう覚悟で来ていると思うので私は婚約破棄を
受け入れるしかないのでしょうか。
婚約破棄を受け入れたくない私がいるのも事実です。
こうなると平行線になるのでどうにかしないといけないので
どうしようかなって考えます。
そこで私は男性に婚約破棄されると困るので考え直してと
言いますが、男性は婚約破棄するから無理だと言われ、
私は婚約破棄を渋々受け入れる事に致します。
男性も頑固で婚約破棄すると言ってしまうと、なかなか
折れる事もないので私が折れるしかないのかなって感じでした。
せっかく幸せを掴めると思ったのに………………。
こうして私は幸せを逃してしまって単なる王女に戻るのです。
これからは王女として生きていくわけなのですけれど、
それでも恋愛して幸せを掴むというのは諦めてないので
懲りずに恋愛はしようと思います。
今度はきちんと相手の気持ちを掴んで離さないで幸せを
掴むように頑張ります。
エレスター・レジェンヌ~ダメですっ!それだけはおやめになって!~ 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019
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