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@Trakirin

第1話 もののけ姫に出てくるような巨大イノシシは実在するのか

 昔、宮崎駿の「もののけ姫」を見て、乙事主(おっことぬし)が、「モロ、わしの一族を見ろ!!みんな小さくバカになりつつある。このままではわしらは、ただの肉として人間に狩られるようになるだろう...」と、いうセリフが、頭を離れなかったことがあります。

 このセルフで、古代は、猪が大きかったんだと思い込んでいました。しかし、ひょっとしたことから、そういう巨大猪の写真を見つけてしまいました。現代も変わらず巨大イノシシがいたんです。普通にネットに、写真がアップされていました。


 もののけ姫から見ると乙事主は、たぶん1トンを超える巨体。そこまでは大きくないですが、500Kg超えの巨体の写真が出て来たのには、本当に驚きました。


 ロシアの写真は、535Kg、肩の高さは1.7mとあります。まさに、超巨大猪。もののけ姫の身長よりでかい。もののけ姫のサンの身長は155~158センチぐらい。現代の巨大イノシシの肩より低いです。イノシシの方は、その肩から先に胴体があるのだから、どれだけ大きいことか。次にデカいのが、アメリカジョージア州南部の農園で捕獲された猪で、体長約4m。体重は450kg牙の長さは22cm。どちらの写真も同じ大きさに見えます。アメリカは、巨大イノシシのことをホグジラと言っていました。ホグジラとは、英語でブタを意味する「ホッグ(Hog)」と「ゴジラ(Godzilla)」を合わせたもの。


 それで、以前から気になっていた古代では、猪が大きかったんじゃないかという疑問を調べてみました。これも普通に、ギリシア神話にありました。


ギリシア神話 カリュドーンの猪

カリュドーンの猪は、ギリシア神話に登場する巨大な猪。長母音を省略してカリュドンの猪とも表記する。アイトーリアのカリュドーン王オイネウスが生け贄を忘れたために女神アルテミスの怒りを買い、この猪が放たれたとされる。ギリシア全土から勇士が招集され、猪は退治されたが、このことがオイネウスの息子メレアグロスの死につながった。

ウィキドペディアより


 でも、ウィキの掲載されている古代のツボやリリーフに描かれている猪は、肩の高さが、人より低いです。それでも狩りをしたメレアグロスが死ぬんだから、どれだけ強いんだと思いました。実は、カバの生態が猪に似ています。カバも猪突猛進。あの巨体で、ものすごいスピードでぶつかってくる。アフリカの人も、カバは、やばいと言っていました。


 イノシシの種族で言うとアフリカのモリイノシシが、種族的には最大。今は乱獲されて、あまり見かけなくなったそうです。

 もののけ姫のイノシシっぽいのが、やっぱりアフリカの猪で、アカカワイノシシ。上野動物園にいたそうですが亡くなっています。


 イノシシは、子供のころ、うり坊と言われてとてもかわいい。猪のゴツさとは対照的。なぜうり坊と言われるかと言うと、うり坊の体に縞模様があるからだ。縞々模様が「縞瓜」によく似ていることから、「うり坊」と呼ばれます。うり坊を上からみたときの体型も、瓜を連想させますよね。この小っちゃいのが、最後は、体長4メートルになるのかな。分からないものです。


 ついでに、ブタと、イノブタを紹介します。豚は、いつも食卓に上っている例のあれ。とても清潔好きだけど、鼻で食べ物を漁るので、綺麗好きと思われていない。雑食で大人しく育てやすい家畜です。イノブタは、猪と豚のあいの子。日本では交配させて生ませた交配種。コクのある豚肉らしいです。食べたことはないような・・。


 猪は、今でも人の生活に密着している生き物。神戸では、町中で普通に歩いているのを見かけるそうです。地元の人は、日常風景と言ってます。普通に街に溶け込んでいる写真を何枚も見ました。乙事主が言うように、ただの肉として人間に狩られているのは間違いないけど、日本の一部の地域は、街中で、野良イノシシをやっているようでした。

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