行ったらほぼ記者会見でした
誰でも自由に参加できるイベントだったと思います。でも一般の方は少なくて、新聞社などメディアの方の名刺がたくさん受付に置かれてました。
「すみません、氷河期世代の方ですか?」
「はい、そうです」
びっくりしましたよ。記者さんに声かけられちゃった。で、軽く私の身の上を話しました。ここではもう少し詳しく、私の自己紹介をしましょう。
私は1975年生まれで、氷河期世代なのに加えてADHD。当時は発達障害なんてほとんど世間に知られてませんでした。子供の頃に脳波とか調べてもらったけど。結局、障害者手帳を交付してもらえたのが2011年。34歳の時でした。
ただでさえ就職困難なのに、私の場合発達障害もあって。しかも長い間それに気付けなかったんですから、大変でしたよ。小・中・高といじめられましたね。キレて暴れたりしたかな。母さんには苦労かけました。一浪して大学にも通ったけど、友達いなかったなぁ。
社会人になってからも、どの仕事も長続きしなかったです。ADHDに由来する不注意を「勤務態度が悪い」と解釈されて、一年足らずでクビになる。この繰り返しで自尊心が傷つき、一時は仕事に行くふりしてハンバーガーショップやカフェで時間を潰してたり、ごく軽い引きこもりみたいになったり。
唯一、派遣で入った薬の物流センターは大手企業で障害者雇用にそこそこ理解があって。嘱託社員として10年近く働かせて頂きましたが、センターの遠方への移転で職場が無くなりました。以降は無職で、あまり活発に就職活動もせず小説を書いてます。
障害者の援助部門経由だと、月一回ハローワークへ職業相談に行くだけで失業給付がもらえます。明らかに採用の見込みが無さそうな応募を繰り返すだけでも、神経がすり減ってしまうので。
私はお話をつくるのが好きだから、作家で食べていけたら言うこと無しですけど。カクヨムコンにも応募してますよ? 全く勝ち目が見えませんが。
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