第90話 卒業パレード

 上の子の幼稚園の卒業式、じゃなくて卒業パレードに参加してきた。

 式典は一切なし。車の窓に何か書いたり、風船をつけたりして車をデコレーションしてちょっと広い教会の敷地を2周ほど車でゆっくり回る。その間クラクションをガンガンならしながらゆっくり走る。音楽もガンガンなっている。日本だったら即苦情が来そうやけど、式典より絶対楽しいと思う。

 こちらでは軽トラをちょっと格好よくしたようなでかい車が人気なのかよく走ってる。その荷台部分に、旗とか風船とか持った子がいて先生に手を降ってたり(もちろん親も一緒にいる)、さらにおじいちゃんおばあちゃんまで一緒に乗ってたりして、お祭りやね。天井が開くタイプの車やともれなく卒業生の子が開いたとこに座ってるし。過去に色んな事故のニュースを聞いてきたから、これに関しては見てるだけでドキドキしたけど。

 よその車を眺めてるのもなかなかおもしろい。


 服装は一応ドレスアップしていく事、らしい。でもそこはアメリカ。ドレス来てる人もいればジージャン羽織ってる人もいる。ワンピース着てるけど普段着の延長みたいな人もいる。でも、アメリカが長い知人(スペインの方やけど、スペインでも卒業パレードするらしい。)曰く「しない人もいるけど、通常ドレスアップするべき」とのこと。さらに、「裁判とか陪審員みたいな服装はしないように」だって。日本だとむしろみんな裁判みたいやーん!笑 着物ならともかく。笑

 というわけなので、こちらで買ったけどコロナでパーティどころでなくなって1回も着てなかったドレスをようやく着ました。よかった。やっと日の目を見た。ていうか買ってて良かった!


 子どもたちもドレスアップしてます。中にはディズニーのシンデレラのドレスの子とか、ユニコーンの角付けて羽のついたドレスの子もいた。


 車で回ったあと、先生方と一緒に写真を撮ったりする。そこで先生方が家族写真を撮ってくれたりもする。ちなみに、そこもちゃんと風船をたくさん使ったデコレーションがしてある。


 アメリカでは年度末とか年度始めに(バレンタインデーもらしい)先生方にお礼のプレゼントをするらしいと聞いたので、今日は花束を差し上げてきました。トレジョで3ドル99セント。安かった。そこに国旗柄の折り紙で鶴を折ってメッセージカードとして添えといた。

 オーナー先生はインド出身。なのでインドの国旗柄の折り鶴。すぐに気付いて、すごく喜んでくれてわたしも嬉しい。

 たぶんね、折り鶴だけでも喜ばれる。それがさらに出身国の国旗だったからよけい良かった。日本人だとむしろ学校の先生達が国旗とか国歌をないがしろにしがちやけど、他の国の方々はすごく大事にしてる。たとえ帰化してても。なので、国旗柄の折り鶴をメッセージカードにするのは我ながら名案だったな。


 卒業証書と共に写真を撮ったら一旦返却。最終日はあと数日後やからかしら。日取りが逆やと思うんやけど。笑

 ちなみに、最終日はピザパーティがあるそうです。子どもたちが学校でしてくるんだって。普段は制服やけど、この日はドレスコードがあって「本人がしたい服装で」とのこと。いいね、楽しそう。

 保護者は参加しないけど、ピザとかお土産の中身(グディーバッグといって、よく誕生日会の時にゲストにお土産として配られたりします。つづりは覚えてない)の寄付を求められてる。子供が参加するからには何かしたいんやけど、何か必要かは先生に確認したほうがいいかも。


 と、いうことで、よその学校は知らんけどgraduation parade楽しかった!


 6/5/2021


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