第35話 サンクスギビングとはなんぞや
アメリカはホリデーシーズンというものがある。
10月はハロウィン、11月はサンクスギビング。そして12月のクリスマス。祝日の少ないアメリカやけど、この時期は3ヶ月連続で祝日があって、それぞれ盛大に祝う。
2019年のサンクスギビングは11月28日。前後2日、合わせて3日間の連休。11月の第4木曜日がサンクスギビングで、翌金曜日はブラックフライデー。この日はあらゆる店で大バーゲンやってます。とか言いつつ、既にプレセールが始まってたりする。
ついでに翌週月曜日はサイバーマンデー。ネット注文の大バーゲンの日。こちらも1週間くらい前からセールが始まっています。最近は日本にも浸透してきてるとか、しないとか。
日はだいたいこの辺りで毎年変わるけど、曜日は変わらない。
さて、サンクスギビング。
アメリカの祝日は日本人のとはちょっと違う。日本のように祝日だから一斉に休む日もあるけど、学校は休みになっても社会人は休みにならない祝日も結構ある。
そんな中、サンクスギビングは、多ければ水曜日からの3日、少なくとも木曜日金曜日の連休になるわけです。学校では地域によったらその週全部休みになるとこもあるとか。
ついでにpublic school(公立)だと地域ごとに決まるけど、private school(私立)だと学校独自に休みが決まったりもする。
ちなみに挨拶は「Happy holiday!」とか「Happy Thanksgiving!」。去り際とかによく言ってます。レジのおばちゃんに「Enjoy your holiday!」と言われた事もあるな。要は内容がホリデー向けなら、言い回しは何でも良いみたい。
で、サンクスギビングといえば家族で集まってディナーとか、旅行に行ったりするのが定番のよう。当日を外して仲間内とか職場とか学校なんかでパーティしたりもする。
それと、伝統的なサンクスギビングに食べる料理というのがある。結構色々な種類があるけど、個人的な感想としては甘いものが多いように思う。ま、ご馳走やしな。
まず外せないのは七面鳥。クリスマスかと思ってたけど、実はこの日も。もちろんクリスマスにも食べる。これは大抵メイン料理。ご馳走の華。
ホリデーシーズンはスーパーに丸焼き用のターキーが並ぶ。大きさも大小色々ある。もちろん日本のオープンでは太刀打ちできないサイズ。でかい。ホリデーシーズンの風物詩でしょうね。
あと、ハムも食べる。パーティに呼ばれて行ったら骨付きのでっかいやつを頂いた。わたしはターキーよりこっちが好き。
野菜のローストなんかもあるけど、大抵のメニューはじゃがいもとスイートポテト(さつまいもの味の無い版みたいな芋があるんですよ。砂糖たっぷり入れないとまずい)で構成された料理ばかり。
あとは、パンプキンパイとかアップルパイとかパンプキンマッシュみたいなんとかマシュマロを焦がしたようなのが乗ってるやつとか、とにかくデザートもたくさん種類がある。うーん、アメリカン。
ちなみに、アメリカのカップケーキとかのスイーツは、見た目にもカラフルすぎてびっくりするけど、食べてもびっくりする。
砂糖入れすぎでジャリジャリする。ほぼ砂糖食べてるようなもん。つまり、あんまりおいしくない。トッピングは大抵バタークリーム。これもまたすんごい甘い。
この時期、世のアメリカンはサンクスギビングのご馳走の手配に忙しいようです。
さて、わたしも語学学校のパーティに行きます。ポットラック(持ち寄り)なので、Google先生によるとどうやら伝統料理らしい野菜のローストと、ちらし寿司を持っていきます。
こちらの人達、たぶんちらし寿司を知らない。何なら寿司はロールだと思ってる。アボカドは必須みたいに思ってる。だから一石投じて来ます。意地でもアボカドは入れへんもんね!好きやけど。
サンクスギビングは、開拓者とアメリカ先住民との抗争のさなかに始まったんだとか。穏やかな食事会のはずが、結局殺し合いになった血なまぐさい歴史付き。
でも、サンクスギビングはThanksgiving。ありがとうを伝える日のようです。歴史って大事。
11/26/2019
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