第24話 幼児教育

 アメリカでは、少なくともフロリダでは待機児童なんていない。希望すれば絶対どこかに子供を預けられる。

 幼児が通うところと言えば、主にDay care(デイケア)とPreschool(プリスクール)の二種類。

 デイケアは保育園みたいなもの。生後数ヶ月から入れて、子供のお世話をしてもらえます。教育機関ではない。

 プリスクールについては、うちの子が通うとこは一歳から入学出来る。うちは3歳から入れた。ここは教育機関で、幼稚園と保育園の良いとこどりみたいな学校です。

 母親が仕事してようがしていまいが、好きな方を利用できます。最高!やっぱりこうでないと!


 プリスクールの大まかなスケジュールは朝9時から5時まで。

 朝8時半以降9時までに子供を送り届けて、夕方5時以降6時までにお迎えに行く。平日は毎日登校。

 午前中だけ毎日だったり、週に2、3日9時から5時までだったり、学校によっていろいろ。柔軟なところだと、コースをどちらか選べたりもする。

 うちは平日毎日丸1日預けて週175ドル。食費は別に掛かるから(値段忘れたけど結構高い)毎日お弁当を持たせてる。日本ではまだ幼稚園も保育園も行かせる年ではなかったからよく知らないのだけど、たぶん日本はもっと安いよね。

 フロリダだと、少なくともうちのエリアではこれでもちょっと安い方。都市部へ行くともっと高くなる。

 でもさ、質とかいろいろ考えたらこんなもんやろ。むしろ無償化の方が冗談みたい。ほんまに大丈夫なんやろか。ああ、帰国したくない。

 というか、そもそも値段云々よりも入りたいのに入れないの事が問題やんな。しかもこれ以上保育士さんが薄給になったらどうするねんな。たぶんみんなそう考えてるんちゃうかなと思ってるのに、お偉いさんだけは分かってないんやろな。

 まずは選挙行こか!票が入る世代とわかったら無視はでけへんなるはずや!


 教育に関しては、ここだけ切り取っても日本は大きく遅れてるなとしっかり実感。

 ちなみに。少なくともプリスクールは、多くの場合おむつが外れてないと受け入れてもらえない事が多いです。でも、中にはトイレトレーニングも一緒にしてくれる学校もあります。現在うちの子が通ってるのもそう。通い初めてしばらくしたらあっさりオムツ卒業。これは本当にありがたかった。お昼寝の時にたまに失敗するみたいだけど、まあこれは仕方ないかな。


 こちらの学校ではおやつの時間もあります。(日本だと、少なくともわたしが通ってたときはそんな時間なかったけど最近どうなんやろ?)家から持って行きます。

 飴とかガムは持ってこないように学校からお達しが。あと、ジュースも不可。まあ、当然やわな。うちは専ら自家製ポップコーンとかビスケットとか持たせてる。あとは果物。


 あと、満四歳の子は無料の教育プログラム(VPK)を受けられます。これも学校によってまちまちやけど、午前中だけやったり午後だけやったりするみたい。毎日幼稚園通うような感じかな。

 日本人としては、「え? 幼稚園てKindergarten(略してキンダー)ちゃうのん?」となってしまいそうやけど、(わたしはなった)キンダーはほぼ小学校。実際、小学校の一部に併設されてるのがほとんど。

 VPKを終えた翌年一年間キンダーに通って(満五歳)、その翌年小学校(Elementary school )に入学する(満六歳)。ちなみに、フロリダではキンダーでも宿題もごっそり出るらしいよ!

 フロリダはアメリカの中ではあまり優秀な方ではないらしい。暖かいとこって大抵そうよね。で、焦ったフロリダ州政府がキンダーの子達にもハードな勉強と宿題を課したそうな。

 まだ早いよ……。もっと遊ばしてあげようよ……とは地元のママ達の弁。締め上げるならせいぜい小学校高学年以降やとわたしも思うわ。


 アメリカでは、新学期は9月。最近8月末の傾向。6月で卒業したり、終業したりする。

 それと、日本だと4月生まれから翌年3月生まれまでが一学年だけど、アメリカでは9月から翌年8月生までが一学年。めっちゃ混乱する笑。

 そして、補習校だと日本式になる。だから、現地校では学年が違っても補習校では同級生になる、なんて事が起こったりする。ほんまに混乱する。しかも、補習校は4月から始まるから、現地校よりも早く始まる。書きながら混乱してきたぞ。


09/19/2019

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