地底旅行記
@busu
第1話
その日、中山龍太郎は、久しぶりに旅行へ出かけようと考えていた。というのも、高校卒業して、一年、就職をして社会人として働いていた彼にとって、休みは週二回しかなく、長期休みはなかなか取れなかったのだ。やっと7日ほどの有休がもらえたので、龍太郎は、海外へ旅することにした。友達と二人でドイツ、フランスへ旅行しようと考えていた。龍太郎は、旅行の日が限りなく楽しみでしょうがなかった。
旅行当日の朝、友達と2人で空港に向けて出発した。成田スカイアクセスに乗り換え、成田空港へ向かった。龍太郎は旅行へ行けるという高揚感で胸がいっぱいだった。
空港へ着いた。搭乗手続きを終えて、パスポートを取り、飛行機へ乗った。40分後、離陸した。しばらくすると、外から雄大な景色が見えてきた。そして川が見えてきた。利根川だ。そして右側には太平洋が見えた。太平洋の雄大さは、に比べ利根川はほんとに小さく写っている。
(あんなに日本一大きな大河でもこんなに小さくなってしまうのか!)
しばらくして、疲れたので、龍太郎は眠りに着いた。眠ってから2時間ほど経った時、突然すごい音がして龍太郎は目が覚めた。見ると、猟銃を片手に、持った軍人のような格好をした男が、飛行機の中を歩きまわっているではないか。それも一人だけではない。2人、3人、4人もいる。
「おいこら、動くんじゃねえぞ、命が惜しくなかったらな!!」
龍太郎は察した。この飛行機がハイジャックされていると。
「おい、まじかよ、ガチのハイジャック?、ドッキリとかじゃねえよなぁ」
「やばくね、俺ら死んじゃうのかなぁー。」
龍太郎は、とある映画のファンで、ハイジャックシーンを何度も見ていたのだが、ほんとにその通りの展開だった。そのとある映画は、ついこないだ完結したばかりのあの映画だった。
(はあ、ここでさ、マクレーンみたいなカッコイイヒーローは登場しねぇのかなぁー。)
「乗客の皆様、落ち着いて聞いて下さいませ。当機は、テロリスト4人組によりハイジャックされています。御座席にお着席くださいませ。1人も犠牲者を出さない為にも、お席を離れぬようにお願い致します。」
日本語の放送に続いて英語で放送が流れた。
ドイツ語だけでなく、中国語でも放送が流れた。
キャビンアテンダントは.搭乗口付近の、辺りに集められた。テロリストの男達は銃を突きつけると、「おい動いたり、なんか変な動きしたらすぐにでもこいつで乗客へ向けてぶっぱなすかんな。」
JAL始まって以来のハイジャック、こいつらはどうやって忍び込んだのか。
ハイジャックされてから1時間が経ったその時突然、天井からガスがでてきた。
催眠ガスだ。テロリストがしかけたのか。、
そのまま龍太郎は、眠ってしまい、峯岸も他の乗客も眠らされてしまった。そのまま、時間が過ぎた。気づいたら、龍太郎はベッドの上にいた。
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