歩きスマホ

一刻一秒を争う人生を送っている訳でもないのに、周囲に危害を加える可能性を生み出している頭の悪い奴。


その他人を危険に晒している行為は、抑えきれない自分の欲望を我慢しきれずに満たしているだけの低能な人種。



私が遭遇した親子には呆れた。


そこは、車道と歩行者通路にガードレール的な区切りがされていない公道。

父親は、4~5歳児の前を歩きながらスマホをいじくっている。

後を歩く娘は、両手で携帯ゲーム機を操作していた。

その日もいつもと変わりなく結構な速度で車が往来している。


当然気になり、数十m先から歩いてきた二人をずっと観察してみたが、

私とすれ違っても尚その行為を止める事無く、

その後も振り返って暫く眺めたが、親は振り向かず、娘は顔を上げなかった。


こんな親に躾けられた子供が、ゆくゆくは自分の迷惑行為を顧みずに我が物顔で公共の場を通行すると思うと恐ろしい。


我が子がどんな危ない場面に出くわすかを想像せずに、自らの欲に溺れたまま歩き続けられるこんな親が存在する事に気分が悪くなる。



文明の利器というは、適宜適切に利用するから人類の手助けになっている。

立ち止まる迄も無い情報収集に躍起になることによって、その物のせいで人々の害になってはいけない。


『この道は歩き慣れてるから』

そんな自分だけに適用されるルールをかざして生きる人間。


『集中してないから大丈夫』

そんな己を過大評価する病的な自己中心性で生きている人間。



恥ずかしくないのか?下半身丸出しで街中を闊歩しているのと同様の我が身が。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る