いつか誰かに届くなら。
しずく
第1話 私が生まれた意味
…これは、実体験を元にした作品です。
私の名前は、栞。(しおり)
生まれたのは、今から20年前。
長女として生まれ、すくすく育った。
両親に恵まれて喜ばれて生まれてきた。
その5年後に妹が生まれた。とっても可愛くて仲良しな妹。家族4人でよく出掛けた。大好きな家族、大好きな地元、大好きな空気。当たり前かもしれないけれど…1人も欠けずに幸せに過ごせる事は決して当たり前じゃない。
…果たして何がダメだったのだろうか…?
夢を持った事がいけなかったのだろうか?
今の自分には全く分からない。
私は友達が居ない。
…正確には友達という物が分からない。
小学生の時は友達多かったような記憶もあるが、中学以降はさっぱりで上手くいかない日々が続いた。
難がある性格かと聞かれると答えはNOで、自分でも明るいし、優しいし、良いように振る舞っていたと思う。悪く言えば八方美人だった。毒舌なのは必死に隠していた。言いたい事も…言わなかった…いや、言えなかった。
学生時代には、気づかなかったのだがこれは発達障害が原因だった。いわゆるADHDという病気。
ADHDとは注意欠陥多動性障害。不注意(集中力のなさ)、多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(順番待ちができないなど)の3つの特性を中心とした発達障害のこと。
私の場合は精神病と睡眠障害を併発していた。いわゆる二次障害という物。
きっと外から見たら普通の人。
なんだけど…話したりすると全然違う。
自分は普通じゃないと実感する。
そんな私には夢がある。
素敵な物を生み出したい。
形はどういう物になるか分からないけれど。
歌、芝居、小説、漫画、洋服…色々候補がある。考えるだけでワクワクする。
素敵な物を提供する事が私の生まれた意味。
生きてる証だと、思っている。
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