偉そうな世界へ

アダムズアップル

最終話

僕は偉そうな奴らが心底嫌いだ。これはもうどうにもならない。それを見ただけでストレスになって夜中に目が覚めてしまうほどだ。ましてや自分にそれが降りかかろうものなら頭がおかしくなってしまう。

今こうして文章をかけているのはまだ大丈夫だからだ。


特に嫌いな人間が2つある。

一つは警察官。もちろんすべてに当てはまるわけではない。これ以降に書くことも同じだと思ってほしい。

いきなりだが、あいつらはなんであんなに偉そうなんだ?自分がこの町のボスとでも思っているのか?確かにそれに似た力があるんだろう。それを使えば怖いものなんてあまりないんだろう。

それが問題なんだよ。

人の時間を簡単に奪える、さらに人生までもどうにかできる権力を持つのに、その使い手があんなにも不完全でいいのだろうか?断言するが、よくない。

さらに、だらけて仕事をさぼる、ましてや何らかの不祥事を起こすのは本当に許せない。能力のない人間が警察なんてたいそうな仕事をするな。

念のためもう一度言うが、警察が無くなっていいなんて思っていない。実感したことはないけど世の中の平和を保ってくれているんだろう。すごく頭がよくて有能な人が次々に犯罪を解決してくれているんだろう。感謝はどうしても湧いてこないが。

文句だけ言って満足していては意味がない。

僕の意見としては、すごい人だけで警察を構成してほしい。偉そうにしてて構わないが、実力がある人だけにしてほしい。それなら何も文句はない。

人員不足は技術力で補え…ないかな今のところは。人工知能が今以上に発達してコストも抑えられるようになったら実現できるかもしれない。


二つ目は教師。

理由は察しがつくと思うが、偉そうだからだ。こちらも人間を教育し、将来を左右する力を持っているのに中身が大したことがない人が多いように思える。そういうのが本当に嫌いなんだ。不祥事を起こすのも多くなってきている。

「悪事は思考停止をした凡人によってなされる」

まさにその通りだと思う。

この二つは(今のところ思うに)、能力が高い人にしか許されない職業だと思う。

その人たちを中心に据え、人員不足は人工知能で補う。それが僕の理想形だ。

そういう未来が来ることを心から願っている。


分からない人には申し訳ないが、

「サイコパス」というアニメの世界に’シビュラシステム’というものがある。

技術力によってあらゆることが管理された世界。響きは悪いが、今の世界よりはすごく魅力的な世界に見える。

共感してくれる人がいたらうれしいな。

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