第49話 番外編「取調室」可視化




”無実の人が、あえて犯してもいない犯罪行為を自らが行った。

などと自白なんてするわけない”


多くの人が、そう思っているはずです。でも、実際には・・・?




私の場合も、事情聴取という事で、取調室に何度か入った事が有る。


熊本市では最新の警察署である「熊本県警東警察署」だ!

(だいたい、熊本市で生活する人は略して※東署と認識している。)


ちなみに、熊本市の中枢に位置する「熊本県警中央署」は、


全国にあるの警察署でも屈指の面白い形をした建物だ。


台形を逆にしたような形をしている。


東署はここ数年に新築された綺麗な警察署だ。


当然、熊本県でも一番の最新機材を取り入れている事だろう。


私は、事情聴取を受ける際、「可視化」されているんですか?と質問した。


担当警察官は、いいえこの部屋は可視化されていません。と回答し事情聴取が始まった。


そういわれてもあっさり信用出来る物か?!と部屋(8帖位の大きさの部屋)


真っ白だ。 イメージとしてグレーか黒っぽい部屋をイメージしていたが、


机・椅子以外、壁も床も天井も「真っ白」


どこからか覗き込む小窓があるのか?なども探したが、私は分からなかった。


ドアをあけたまま、担当警察1名が事情聴取を行う。


あれ?背を向けた書記官や、2名で事情聴取を行うんじゃないのか~とTVのイメージとは、だいぶ違った。



まー私の場合は「犯罪」を起こした側ではない。逮捕された訳でも無い。


ただ東署には「取調室」が何部屋もあった。10部屋以上はあった。


何度か通う度、取り調べ担当警察官は


「今日はどの部屋にしましょうかね~」などとジョークを言ってくる


「んーどこでもいいですけど・・・」


こちらに部屋を選ぶ権限は無いのだ。任せるしかない。


ただ5回くらい事情聴取や証書作成で、東署に行ったが、入る部屋はすべて真っ白な内装だった。


逆に、犯罪を起こして取り調べを行われたら、この真っ白な部屋はけっこう精神的にツライと思った。


色実がない。

ここで毎日のように5~8時間にわたって、攻められたら、精神的に凹むと思う。


アメとムチで、ガッツリ攻められたり、大声をだされたり、身内の事などを問われたら・・・?

逆に無言の時間が数時間があり、ずっと椅子に座っているとなると・・・??


また翌日・・・その次の日も・・・・その次の日も・・・となると。


まー私の場合は、被害者だったので、何もなかったが。。。。



以上

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