第30話 FUEL特別企画⑤ ピンキーダイナマイト乾坤一擲!キレのあるアドリブで笑わせろ!大大喜利大会
11月上旬、ピンキーダイナマイトはまたまた撮影スタジオを貸し切って、先のファンミーティングで決定した大喜利企画を実施する事になった。メンバーはFUELに対してHP上で募集を募り抽選で選ばれた50人を招待していた。明日香はこの日もカメラマン2人と照明さん、音声さんなどの撮影隊とカツオ君を実況役で呼んでいた。ちなみに今回の大喜利大会の収録内容はTVでは流れないものであり、後に、DVDとして発売予定である。ME TUBEでも配信される。メンバーの一部がヤル気になった数少ない企画である。そして、第1回ピンキーダイナマイト大大喜利大会は始まった。
カツオ君「さぁ、やって参りました大大喜利大会。今回も司会に選ばれましたカツオ君です。今回はピンキーメンバーに大喜利をしてもらいまして、その優勝者には特別な栄誉として賞品が授与される事になってます。そして、そんなメンバーを応援するのは集まって下さったFUELの皆さんです」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!応援するぞ~!」
カツオ君「それではお呼びしましょうか?ピンキーダイナマイトのメンバーで~す。まずは、その類い稀なる頭脳で面白回答を引き出します。明日香ちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!ツッコミボケ~して~」
明日香「出来ないわよ」
カツオ君「続いて、いつもは冷静なお姉さんだが今夜は違うぞ。お笑いハイキックは炸裂するか?沙也香ちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!ボケボケの沙也ちゃ~ん~!」
沙也香「止めてよ。私がボケてるみたいでしょ、お婆ちゃんじゃないし」
カツオ君「その次は、そのファニーな笑顔の裏に圧倒的ボケセンスを隠し持つささもっちゃんだぁ~」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!ささもっちゃんのボケ聞きたい~!」
ささもっちゃん「ボケはワイが1番や!大胆不敵ささもっちゃんで~す」
カツオ君「そのキュートな姿からは想像できないJKボケを繰り出すのか?知っておいて損はないぞ。友子ちゃんだぁ~」
友子「ウンバ~」
FUEL「……。どうした。何時もと気合が違うような」
カツオ君「続いては、ミルキーはまゆの味でお馴染み、天然ボケは発動するのか?止まらない妄想クイーンまゆみちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!ミルキー大丈夫か?」
まゆみ「大丈夫です。今日は頑張りま~す♡」
カツオ君「そして、最後に超規格外のボケで5大陸に名を刻め!ご存じトータルボケファイター奈緒ちゃんで~す」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!この時を待っておりました」
奈緒「ボケすぎたら加湿器のフィルターの匂いしてくるよね」
カツオ君「……。その境地まで行った事が無いので分かりませんが凄い事なんでしょうね」
全員が紹介を終えた所で、メンバーは各自回答席に座った。愛と戦慄のボケ合戦が今まさに繰り広げられようとしていた。
カツオ君「それでは、ルールについて説明しますね。ルールは至って簡単です。こちらの提示するお題に対してフリップで回答ボケをお答えください。出来た人から早押しで回答ボケをお答えください。それでは第1問です。12月26日に1日遅れてきたサンタさん。そのいい訳とは?」
FUEL「うぉぉぉぉぉ!おもしろそ~!」
カツオ君「思いつきましたか?ピンポ~ン!はい、明日香ちゃん!」
明日香「ETCの料金払えなかったから」
FUEL「高速で来るのかよ」
カツオ君「他には?ピンポ~ン!はい、沙也香ちゃん!」
沙也香「トナカイと賃金で揉めたから」
FUEL「労働基準法に引っかかったんや」
カツオ君「他には思いつきましたか?ピンポ~ン!はい、友子ちゃん!」
友子「百貨店でサマーセーターを見つけてウキウキしてたから」
FUEL「夏に見栄え関係ないもんな、サンタ」
カツオ君「どうでしょう?ピンポ~ン!はい、ささもっちゃん!」
ささもっちゃん「ソリは2段階右折しなきゃいけないのかと警察と大揉め」
FUEL「急いでるもんなサンタさん」
カツオ君「他には?ピンポ~ン!はい、まゆみちゃん!」
まゆみ「27日でも良かったぐらいだぞと逆切れ」
FUEL「横柄なサンタ!ミルキーいいぞぉ~!」
カツオ君「奈緒ちゃん思いつきましたか?ピンポ~ン!はい、奈緒ちゃん!」
奈緒「25日、家で酒を飲んでたら自分の子に、バイトなんだから真面目に働けと叱咤激励されたから」
FUEL「サンタってバイトなの?」
カツオ君「はい、第1問そこまで。FUELの皆さん誰の回答がよかったですか?札をお上げください」
投票の結果、奈緒に軍配が上がった。
奈緒「やったぁ~!まずは第1問制覇!」
カツオ君「それでは、第2問です。号泣王どんな事で泣く?」
FUEL「コレはちょっと難しいかも!」
カツオ君「思いついた人は?ピンポ~ン。はい、まゆみちゃん」
まゆみ「くるぶしが攣った事で泣きます♡」
FUEL「くるぶしって攣るのか?」
カツオ君「はい次は?ピンポ~ン。はい、沙也香ちゃん」
沙也香「2連続ストライク」
FUEL「そんなんで泣くの?」
カツオ君「他に思いついた人は?ピンポ~ン。はい、友子ちゃん」
友子「知らない他人が宝くじ当たった事で泣く」
FUEL「1円も貰ってないのに?」
カツオ君「どう他は?ピンポ~ン。はい、明日香ちゃん」
明日香「アシンメトリー(左右非対称)」
FUEL「歪んでたら嫌なんやね」
カツオ君「どうですささもっちゃん?ピンポ~ン。はい、ささもっちゃん」
ささもっちゃん「小姑の肌年齢自慢」
FUEL「3、40代あたりかな」
カツオ君「最後行ってみますか?ピンポ~ン。はい、奈緒ちゃん」
奈緒「生チョコレートで腹を下したとき」
FUEL「どんな体質だよ。牡蛎じゃあるまいし」
今回も奈緒に軍配が上がったのだった。
カツオ君「どんどん行きましょう。第3問ですよ。ロッカーの中にあってはいけないもの、126位は?」
FUEL「面白そうな回答でそうだ」
カツオ君「それじゃあ思いついた人?はい、ピンポーン、沙也香ちゃん」
沙也香「関東煮(かんとだき)」
FUEL「関西おでんは何位なんだ?」
カツオ君「次は?ピンポ~ン。はい、まゆみちゃん」
まゆみ「ワールドカップの時のブラジル優勝記念ボール」
FUEL「いっぱい優勝してるからもう記念ボール要らないのか、クソッ」
カツオ君「お次は誰でしょう?はい、ささもっちゃん」
ささもっちゃん「熟年ロッカー」
FUEL「ロッケンローって言って来るぞ」
カツオ君「さてさて次は?ピンポ~ン。はい、友子ちゃん」
友子「ボーダーのTシャツ」
FUEL「友子ちゃん嫌いなだけなんじゃ」
カツオ君「次の人は?ピンポ~ン。はい、明日香ちゃん」
明日香「カリスマ代議士」
FUEL「え〜と、カリスマって馬鹿なの?」
カツオ君「最後、奈緒ちゃん」
奈緒「7世代家系図」
FUEL「だからじゃねぇのか」
投票による結果で奈緒が3連勝したのだった。
カツオ君「それでは第4問です。マニアック過ぎて売れない写真集のタイトルとは?」
FUEL「ピンキーのもマニアックだけどなぁ~」
カツオ君「誰からだぁ~、ピンポーン。はい、まゆみちゃん」
まゆみ「ザ・墓」
FUEL「本当に誰が買うんだろうな」
カツオ君「次、思いついた人は?ピンポ~ン。はい、友子ちゃん」
友子「デパ地下試食女」
FUEL「……。買いたくないな、コレは」
カツオ君「次は?ピンポ~ン。はい、ささもっちゃん」
ささもっちゃん「山菜ブラックリスト」
FUEL「山菜界の闇に迫る」
カツオ君「次の人は?ピンポ~ン。はい、明日香ちゃん」
明日香「ゴットバスト」
FUEL「明日香ちゃんの事では無いか~ははは」
明日香「悪かったわね」
カツオ君「沙也香ちゃんは?ピンポ~ン。はい、沙也香ちゃん」
沙也香「クレーマー一族」
FUEL「暇な団地妻集めりゃ完成だぁ~」
カツオ君「最後はじゃあ、奈緒ちゃん」
奈緒「エロティック2人3脚のすすめ」
FUEL「奈緒ちゃんらしいなぁ~わはは」
投票の結果、今回はささもっちゃんに軍配が上がった。
カツオ君「それではラスト第5問に参りましょうか。富士山頂上にて謎のボタンを発見した。押すとどうなる?」
FUEL「最後、皆頑張れ~」
カツオ君「じゃあ、分かる人。はい、まゆみちゃん」
まゆみ「その隣に100万振り込んでと書かれた文字盤が現れる」
FUEL「オレオレ詐欺は富士山頂まで、一面トップだな」
カツオ君「思いついた人は?ピンポ~ン。はい、ささもっちゃん」
ささもっちゃん「核ミサイルのレバーがしなる」
FUEL「北朝鮮がピリッとするぞ」
カツオ君「次、思いついた人は?ピンポ~ン。はい、友子ちゃん」
友子「寝台車で死んだ医者が見つかる」
FUEL「警部、富士のアリバイがありません」
カツオ君「次の人は?ピンポ~ン。はい、明日香ちゃん」
明日香「富士の病がエクアドルで蔓延する」
FUEL「フジサンミタイデス。ミタクテシカタナイデ〜ス」
カツオ君「沙也香ちゃんはどう?ピンポ~ン。はい、沙也香ちゃん」
沙也香「登山家達が一斉に餅を喉に詰まらす」
FUEL「登られる方もストレス感じるのね」
カツオ君「最後は奈緒ちゃんどう?」
奈緒「富士山が新成人になって、飲んで暴れて逮捕される」
FUEL「市長に怒られる奴や。あははは」
投票の結果、明日香に軍配が上がった。
カツオ君「それでは、栄えある第1回大大喜利大会優勝者の発表です。優勝は奈緒ちゃんで~す。」
奈緒「うれしいです。今回はHな事してないけど大丈夫ですか?」
FUEL「面白かったよぉ~」
カツオ君「それでは、奈緒ちゃんには優勝賞品として、どんな時でも大喜利問題を出してくれる大喜利ロボ、アホデスケン君をプレゼントしたいと思いま~す」
奈緒「有難う御座います。嬉しいな」
カツオ君「アホデスケン君ちょっと使ってみますか?」
奈緒「はい」
カツオ君「アホデスケン君スイッチオン!!」
アホデスケン君「モンダイデス。アナタガシッテイルイイオトコノミワケカタトハナニ?」
奈緒「それは簡単ですよ。結婚相談所でプロフィールの欄に特技側転って書いちゃう男の人です」
一同「あはははは」
こうして大大喜利大会は幕を閉じたのだった。
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